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夏のイベントの打ち合わせで松代に行ってきました。小荒戸の関根哲男「赤フン少年作品」は思い思いの冬仕様で雪帽子を被り元気良さそうに手を繋いで迎えてくれました。
赤フン大将はオレンジのガウンでした。昨日の時点で雪は1m弱の感じでした。松代としては例年の半分以下で少雪の年になっています。
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鴨長明さんが生きていた時代のこと
1155年 久寿2 鴨長明生まれる
1156年 保元1 保元の乱(7/10)
1159年 平治1 平治の乱(12/9)
1173年 承安3 親鸞生まれる
1175年 安元1 法然専修念仏唱える
1177年 安元3 安元の大火(4/28)
1180年 治承4 治承の辻風(4/29)
福原遷都(6/2)
頼朝挙兵(8/17)
木曽義仲挙兵(9/7)
富士川の戦い(10/20)
1181年 養和1 養和の飢饉始まる
平清盛没
1185年 文治1 平家壇ノ浦に滅亡(3/24)
元歴の大地震(7/9)
1192年 建久3 源頼朝征夷大将軍となる
1216年 建保4 鴨長明没 62歳
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1、山ぞり夏まつり2024について(案)
2、コンセプト
「山ぞり夏まつり」は、冬の山ぞりにキャスターを装着した山ぞり山車でアスファルト面の上で運行する形で開催される。
まつだい農舞台の敷地内に周回コースを設け、大地の芸術祭への来訪者を迎え、山ぞり山車に乗る非日常的体験に誘う。(夏の開催は2回目となる)
3、完成図(2022年度記録集参考)
4、素材(注連縄、紅白幕、荒縄、引っ張りロープ、幟、幟の丸棒、梵天飾りなど)
5、大きさなど
(1) 「山ぞり山車」(そりの長さ250cm、高さ150cm)1基と「小型そり山車1基」
(2) 山ぞりに紅白幕、注連縄、梵天飾り等の祝祭的デザインを加えて祝祭イメージを表す。
6、設置方法
(1) 飾り整えた「山ぞり山車」を1週間前から農舞台ピロティの一角に展示、宣伝する。
7、会場
農舞台ピロティから東側駐車場までの通路に往復200m程度の周回コースを設定する。
8、予算 合計100,000円(別紙)
9、開催日 2024年 7月28日(日) 10:00-16:00とする。
10、運営について
(1) チラシを作成し「山ぞり夏まつり」を宣伝する。
⑵ 松代山ぞり隊を中心に 案山子隊、こへび隊、来場者有志などで協力して運営する。
- 山ぞりを動かす周回コースを設定し、来訪者を「山ぞり山車」に乗せて周回コースを一周する。
- 山ぞり山車の運行は「乗り手、引き手、囃子方」の3者で成立する。
- 山ぞりの運行時にはパーカッション「松苧太鼓」によるお囃子演奏をセットする。
- 乗った人から引き手に加わってもらう参加型をめざして運営する。
- 山ぞり山車の引き手は4名必要。囃子方は1名以上必要。
- 乗り手は2基ともに2〜3人を基準に家族は特例で4名までとする。
- 山ぞり山車は運行時間を定め、昼食休憩をとり安全で計画的に運行する。
- 孟宗竹などで作った素朴な打楽器を用意し観客にも演奏への参加を勧める。「松苧太鼓」のリズムを主旋律に「山ぞり山車」の運行をパーカッション合奏で会場を盛り上げる。
(3) 松代山ぞり隊はオリジナルTシャツをユニフォームとして着用し運営に当たる。
⭕️今日は晴れて時々日差しがあります。福寿草の周りの雪が消え、花を開いてくれています。
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徒然草web借用
現代語訳
家に植えたい木は、松と桜。五葉の松も良い。桜の花は一重が良い。「いにしえの奈良の都の八重桜」は、最近、世間に増え過ぎた。吉野山、平安京の桜は、みな一重である。八重桜は邪道で、うねうねとねじ曲がった花を咲かせる。わざわざ庭に植えることもないだろう。遅咲きの桜も、咲き間違えたようで白ける。毛虫まみれで花を咲かせるのも気味が悪い。梅は白とピンクが良い。一重の花が足早に咲き、追って八重咲きの花がルージュを引くように咲くのは嬉しい。遅咲きの梅は、桜のシーズンに重なり、適当にあしらわれ、桜に圧倒されて、情けなく悲惨である。「一重の梅が、最初に咲いて、最初に散っていくのは、見ていて潔く気持ちがよい」と、藤原定家が軒先に植えていた。今でも定家の家の南に二本生えている。それから、柳の木もオツなものだ。初春の楓の若葉は、どんな花や紅葉にも負けないほど煌めいている。橘や桂といった木は年代物で大きいのが良い。
草は、ヤマブキ・フジ・カキツバタ・ナデシコ。池に浮かぶのは、ハチス。秋の草なら、オギ・ススキ・キキョウ・ハギ・オミナエシ・フジバカマ・シオン・ワレモコウ・カルカヤ・リンドウ・シラギク、そして黄色いキク。ツタ・クズ・アサガオ。どれも、伸びきらず、塀に絡まらない方が良い。これ以外の植物で、天然記念物や、外来種風の名前の物や、見たこともない花は、まるで愛でる気にもならない。
どんな物でも、珍品で、入手困難な物は、頭の悪い人がコレクションして喜ぶ物である。そんな物は、無いほうが良い。
原文
家にありたき木は、松・桜。松は、五葉もよし。花は、一重なる、よし。八重桜は、奈良の都にのみありけるを、この比ぞ、世に多く成り侍るなる。吉野の花、左近の桜、皆、一重にてこそあれ。八重桜は異様のものなり。いとこちたく、ねぢけたり。植ゑずともありなん。遅桜またすさまじ。虫の附きたるもむつかし。梅は、白き・薄紅梅。一重なるが疾く咲きたるも、重なりたる紅梅の匂ひめでたきも、皆をかし。遅き梅は、桜に咲き合ひて、覚え劣り、気圧されて、枝に萎みつきたる、心うし。「一重なるが、まづ咲きて、散りたるは、心疾く、をかし」とて、京極入道中納言は、なほ、一重梅をなん、軒近く植ゑられたりける。京極の屋の南向きに、今も二本侍るめり。柳、またをかし。卯月ばかりの若楓、すべて、万の花・紅葉にもまさりてめでたきものなり。橘・桂、いづれも、木はもの古り、大きなる、よし。
草は、山吹・藤・杜若・撫子。池には、蓮。秋の草は、荻・薄・桔梗・萩・女郎花藤袴・紫苑・吾木香・刈萱・竜胆・菊。黄菊も。蔦・葛・朝顔。いづれも、いと高からず、さゝやかなる、墻に繁からぬ、よし。この外の、世に稀なるもの、唐めきたる名の聞きにくゝ、花も見馴れぬなど、いとなつかしからず。
大方、何も珍らしく、ありがたき物は、よからぬ人のもて興ずる物なり。さやうのもの、なくてありなん。
本日はこれにて。