Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

Tensegrityの新展開に向けて

左はWebに一番出ている6-Barの基本タイプと言えるもの。頂点から引っ張りが4本出ています。

このタイプを頂点から3本に移行することができます。右の作例です。

この右のようにする方法は何時ころにできるようになったかは明確に記憶していませんが2年以上前です。3次元の空間の中でのことですので一方からの視覚による写真を見ただけでよくわからないと思います。

これを順序よく図などを添えて説明することはこれまでしたことはありませんでした。

作り方は覚えていて手を動かしながら、できてしまいます。今日はおさらいをしながらこの移行のプロセスに働く原理について閃くものがありました。少し時間に余裕が出てきたら丁寧にそプロセスを追ってみたいと思います。

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分かりにくいので色々な角度から撮影したショットを付け足します。

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数枚掲載します。

 

 

8Barを組み立てて、そこから3本引っ張りに移行した例。鍋ブタのような形になります。

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これは4本引っ張りの15本タイプを3本引っ張りに移行。これがどのような形になっているのかは複雑な多面体状になっているとしか説明できません。

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とりあえず。

 

Tensegrityの新展開に向けて

Tensegrityのスパイラル5本タイプを9つつないでみました。Barも引っ張りも45本です。

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木の枝から吊り下げてみています。

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シーツの上に置いてみました。
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馬蹄形に曲げてみました。空間に立たせるのは難しいようです。

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円形につないでみました。数学的な造形の良さは出ています。このような方向で強烈なインパクト、ダイナミックさ感じさせる作品を目指しています。

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 1日中曇りで時々パラパラと雨が落ちてきていました。今日は娘の誕生日祝いに3月から地元にできた高級食パンを1時間くらい並んで購入してきて、宅配便で送りました。

本日の東京のコロナ感染者は260名と報道されました。全国の医療関係のみなさまご苦労様です。その他インフラを支えてくれているみなさま、お世話になります。よろしくお願いいたします。

本日はこれにて。

ミニトマト収穫期

夏野菜の収穫期に入り、我が家のミニトマトも実るようになり、収穫を楽しんでいます。本当にありがたいことです。

キュウリは早々に病気で枯れ、2本あるナスからはこれで4個目です。ナスも素人には難しいです。

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 これまでで100個以上は収穫しました。

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貴重なナス。深く味って食します。

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 今日は時々パラパラと雨が当たりました。全国的にコロナの感染拡大。神も仏もありません。自己防衛に徹することあるのみです。埼玉、東京にいる子供達家族の安全を祈るばかりです。

 

久しぶりに買い物に出かけ、ユニクロでTシャツ2着と靴屋で数年ぶりにズックを買いました。本日はこれにて。

もう一つの記事

本日2つ目の記事です。
7月20日がUSAのアポロ月面到着記念日であったタイミングで、
その他にも取り上げられていました。
 
2016年に富井さんの著作関連で我が家まで訪ねてきた形でインタビューを受けたUSAの宇宙開発の歴史研究者Teaselさん関連です。
(息子が父親関連のサイトを見つけてくれました。)
 
下記をご覧ください。これは11月に単行本で出版されるようです。
 
 
上記のページのPDFボタンを押すと跳びます。
615ページから書かれています。
 
リンクが上手く飛ばないようでしたら、下記の言葉を検索してみてください。
The Limits of U.S. Science Diplomacy in the Space Age Project Apollo at the 1970 Osaka World Exposition
 
上記のページのPDFボタンを押すと跳びます。
 
615ページからです。
 
もう一つ、前回のライターの名前でインスタグラムに作品写真が組物の一枚として載っていました。
ご覧ください。
 
 
 
堀川紀夫

月の石の話−1

月の石を採取する計画にシンクロする位置付けで地球の石を拾って51年がすぎました。その話が今、当のアメリカでいろいろと記事に取り上げられています。びっくりなことです。

地球の石と月の石は全く同じものがあり同じ惑星から同時的に降り注いだもの、あるいは地球に衝突した小惑星の破片が月まで飛んで行った。などの話もあります。

地球の石のことをアートのネタにしているわけなので、少し地球と月の岩石について学びを深めてみようと思います。

 

本日の新潟日報に宇宙の話題が載っていました。学びのきっかけに掲載させていただきました。

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同じ紙面にもう一つ宇宙の話が載っていました。

 

この中にある太陽フレアは実際に起きている話で、現実味があり人類滅亡につながる恐ろしい現象です。

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本日はこれにて。

Tensegrityの新展開に向けて

デコパネを使って10-Barの作例です。かなりシャープに見えますが、インテリア的でしょうか。

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このBarは34cm。これを10倍くらいに拡大するとかなりの迫力になりませが、彩色の作業やジョイントの作り方が大変になります。

 

 

さて、今日のメインは本当はこれです。本日は拙作「石を送るメールアート」の51周年記念日でした。昨年のこの日は50周年ということで外国へ2個、国内へ4個送りました。

今回をどうすべきか悩み、別の日に転じるかとも考えましたが、国内へ一個送ってきました。

作品の重さは945gで郵送代は710円でした。ご報告まで。

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父親の命日

1964年、私は大学に入ったばかりの18歳でした。その年新潟国体が5月に開催され、6月に新潟地震がありました。5月の連休にミロのビーナスを見に初めて東京に行ったこと。その7月20日に父親が亡くなりました。前日の夜9時頃に喘息の発作が起き、3時間ほど苦しんでお医者さんが来られて間も無く脳出血を発症し昏睡状態になって見ている前で死んでいきました。享年59歳でした。あれから56年経過しています。

その日、地元の学習社の模擬テストがあり、そのアルバイトで汽車に乗って妙高高原中でテスト監督をして帰宅したことを記憶している。

その年は今年のように7月に入って雨続きで、うっとおしい天気が続き、父親の葬儀の日から晴れたのが不思議でした。父親は家から直線距離で50mくらいにあった集落の焼き場で火葬されました。

父親のことをこのブログで書いたのは初めて。ほとんど毎日、父親のこと、そして母親のことをなんとなく思い出してしまう。親孝行みたいなことができなかったことが負い目になっているのかもしれない。

この年は東京オリンピックが開催された年。カラーテレビが普及し出した年でした。

 

この詩は新潟大学高田分校 八志保 ’64中教会No6に掲載されたもの。1965.2.10発行より。秋くらいに原稿を頼まれ一気に書いたようにうろ覚えている。

この時期に書いたもので唯一残っている書物です。本邦初公開です。父親の冥福は残された子供の幸せと考え、掲載しました。

この詩から思い出すものも多いです。

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電報うちに高田の郵便局まで行きました。そこにもう一人電報を打つ人がいて、子供の誕生を知らせるものでした。記憶に残っています。

 

 

本日のTensegrityの展開。

螺旋型で組み立て方を工夫しています。Barの節点に穴を開け、そこに紐を通して、引っ張る形です。ビニール紐、ヒートン、ワーヤーを使っています。組み立てのプロセスの説明は難しいです。

写真にある太めの線は紐。斜めの細い線はワーヤーです。ワイヤーを引っ張ることでBarが立ち上がり、全体が立ち上がってきます。

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原爆実験記念日に寄せて

 


7月17日(アメリカ時間は16日)はアメリカが人類初の原爆実験に成功した日です。この日のことはあまり報道されませんが、とても重要な日です。

そして、この実験ののち広島と長崎に原爆を落として一挙に20万人以上を殺戮しました。その後今日に至るまで原爆症で毎日何人かが亡くなられ続いています。すでに国の大半を空襲で焼かれて疲弊し負けていた日本に原爆を落とす必要は全くなかったはずです。

トランプ大統領さんもそうですが、アメリカは記事中にあるような論理で原爆投下を正当化しています。アメリカには原爆被害がどのように悲惨なものであるかを想像する能力が欠けています。

アメリカが原爆を日本に落としたことは絶対悪であり許されるものではありません。アメリカ大統領が原爆投下を反省する言葉を述べなけらばならない日は必ず来ると思っています。

 

新聞は本日の新潟日報より

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付け足しです。12 Bar Tensegrity です。手順を間違えて2度目で成功しました。

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本日はこれにて。

地球の石記念日

1969年の今日が拙作の「石を送るメールアート」を思いついた日です。自分史の中に「地球の石」というアートのコンセプトを発想した記念日として改めて制定します。それを実行したのは7月21日です。そんなことを思いながらテレビを見ていたら、スティブ・ジョブズの名言を題材にした穴埋めクイズ的な番組を目にしスマホで撮影しました。

あの世のジョブズさんから初心の無垢さを思い出しました。

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このジョブズさんの言葉を、目標を持って日々の生活でありとあらゆる学び、努力を積み重ねる中で直観が閃く時がくる、と捉えています。努力なくして直観なしと考えます。ジョブさんの言葉の意味をこの視点で解釈するのが正しいと思います。

1969年7月21日に「石を送るメールアート」を実行して、私の未来への道が開き、その後悩みながら、失敗をしながらも日々の努力、挑戦を続けてきた。それがまさに今日につながっていいる。この今日の到来は予知されたものでも確信してきたものでもない。自分を支えてくれた全てに感謝し、また次の一歩進んでいくしかないです。

 

 

素材を求めて

廃材を利用してTensegrityを作ろうと考えて、松代まで素材探しに行ってきました。何箇所か工務店や資材置き場を訪ねてきました。置かれていたものは個人住宅の廃材ということで最長で5m程度でした。

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一番長いので540cmでした。まだ朽ちてきてはいないので使うことができそうです。どれくらいの重さでしょうか。組み上げるにはクレーンが必要になると思います。

横に置かれているものを見るとかなりの長さですが実際に測ってみると意外と短いものがあり不思議でした。自分の視覚がどの程度の大きさまで有効なのかわからなくなる思いでした。メジャーで計測した数値をもとに構想していくことが肝要と思うに至った次第です。

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帰路に気づいたのですが松代の千年集落の道路脇にカカシアートがありました。よく見ると夜にはソーラー電源によるイルミネーションが点灯されるようです。地域の皆さんの遊び心が伝わってきました。

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ご案内です。

みなさまへ
 
昨年のNYでの展覧会「荒野のラジカリズム」に出品された1969年制作の「石を送るメールアート」作品が
 
テキサス州ダラスのThe Rachofsky House という美術館に収蔵されました。
 
その拙作の一部が現在その美術館の企画展に展示されています。
 
下記のサイトのartistsの中にMichio Horikawaとあります。そこをクリックしてご覧ください。
 
 
よろしくお願いいたします。
 
 

Tensegrity 5タイプ

Tensegrity7本で5つのタイプのおさらいをしています。

基本的な7本タイプ。Barの本数を増やしていくと徐々に球体に近づいていきます。ドーム型と呼んでいます。

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 中心から放射状にBarが伸びてくる形です。放射型と呼んでいます。

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吊り橋型です。鎖のように単位をつないで伸ばして両端を固定し吊り下げます。

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節点から3本で引っ張るタイプです。Barが螺旋的に右回り、あるいは左回りしてバランスを成します。スパイラル型と呼んでいます。

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同一のスパイラル型を単位として上へ積み重ねてタワーを作っていきます。タワー型と呼びます。写真は2つ重ねです。

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以上Tensegrity原理の5つのタイプを組み合わせ、また他の造形要素、建築的要素を加えていくことで作品が多様に生成されます。その可能性は広大で実行あるのみです。

久しぶりのE-Stamp

7月2日のスクープ映像の隕石落下と推定される火球天体ショーについて証拠の隕石が2つに割れた形で習志野市で発見され正式に隕石の落下と報道されました。

それを記念に堀川国からE-Stampを発行させていただきます。なお、使用した画像は全てWebより借用させていただきました。

この隕石落下に関して詳しいことをお知りになりたい方は自らWeb検索でお調べください。

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右回りと左回り

どんよりとした雨雲の日々が続きます。雨と曇りばかりというわけではありませんがこの一週間で青空が見えたのは一回くらいでした。早く青空が見たいです。

 

今日は、TensegrityのSpiralタイプを作っていると無意識的に右回りばかり作っていることについて気付いて考えてみました。

このことについて意識的に頭を使うのは初めてです。

写真の左が右回りで右が左回りです。このタイプを作るときはBarの本数にかかわらず自然に右回り=時計回りに作ってしまいます。

そこで左回りに作って見たわけです。

すると右利きの手の使い方の順序が逆になるためにスムーズ感がありません。

右回りの場合はまずゴムをつけたBarを一本置いて、その上に右手で左斜めにBarをつないでいきます。

昨日掲載の写真を再掲しますが、このような置き方になります。

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左回りはこれとは手の動きも置き方も線対称の形になります。だから作業の動きがぎこちないということになります。

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これも左が右回り、右が左回り。

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これまでは右回りのタイプだけを作ってきていました。観客の視点では右とか左とかを意識的に見ることはなく螺旋の動きを見るだけと思います。

作る側の視点から右回りと左回りは意味も違ってくるように思います。時計の文字盤は右回りです。漢字やひらかな、カタカナの筆順も右からの動きで作られています。筆の打ち込みは左から右へと動きます。左のつく筆法は左はらいだけです。私たちは右回りの文明の中にいるわけです。

思いつきの記述で恐縮ですが左利きの人の苦労が少し理解できたように思います。