Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

右回りと左回り

どんよりとした雨雲の日々が続きます。雨と曇りばかりというわけではありませんがこの一週間で青空が見えたのは一回くらいでした。早く青空が見たいです。

 

今日は、TensegrityのSpiralタイプを作っていると無意識的に右回りばかり作っていることについて気付いて考えてみました。

このことについて意識的に頭を使うのは初めてです。

写真の左が右回りで右が左回りです。このタイプを作るときはBarの本数にかかわらず自然に右回り=時計回りに作ってしまいます。

そこで左回りに作って見たわけです。

すると右利きの手の使い方の順序が逆になるためにスムーズ感がありません。

右回りの場合はまずゴムをつけたBarを一本置いて、その上に右手で左斜めにBarをつないでいきます。

昨日掲載の写真を再掲しますが、このような置き方になります。

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左回りはこれとは手の動きも置き方も線対称の形になります。だから作業の動きがぎこちないということになります。

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これも左が右回り、右が左回り。

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これまでは右回りのタイプだけを作ってきていました。観客の視点では右とか左とかを意識的に見ることはなく螺旋の動きを見るだけと思います。

作る側の視点から右回りと左回りは意味も違ってくるように思います。時計の文字盤は右回りです。漢字やひらかな、カタカナの筆順も右からの動きで作られています。筆の打ち込みは左から右へと動きます。左のつく筆法は左はらいだけです。私たちは右回りの文明の中にいるわけです。

思いつきの記述で恐縮ですが左利きの人の苦労が少し理解できたように思います。