昨夕の天気予報は芳しいものではありませんでしたが、雨天でも実施するということで先日訪れた星のふるさと館の観望会に行ってきました。
5時半に出発、6時少し前に館に到着。館までの距離は18kmくらいです。到着したら入館者は私たち2名のみ。まずプラネタリウムで月についての基本的な話。月の海と陸、静かの海、月齢、太陽と地球との位置関係の話など。プラネタリウムを貸し切ったような思いで説明を聞きました。少ない観客に丁寧に説明していただき感謝でした。
その後、他の学芸の方に連れられて月の様子を見に屋上へ。まだ月は真っ黒い雲に遮られて顔を出してきません。
その屋上から、西側に広がる上越市の夜景を愛でました。大都会のように見えて美しかったです。
それから双眼鏡の操作の説明を聞いて天空の真上にあるベガなど2〜3個の星を味わいました。オレンジや青っぽい光で肉眼では味わえない星でした。あれは30光年先です、などという光年単位の説明がありましたがピンとは来ませんでした。何れにしても宇宙の尺度の感覚を少しでも身につける必要を感じました。
月の上がる京ケ岳の方角を見て月が顔を出しきそうな気配がしてきました。天文台へ上がっていきました。まだ、月は顔を出しません。
どす黒い雲が人の顔に見えて面白いのでスマホ撮影。
そこで、最初は白鳥座のアルビレオを次にベガ、木星と土星を見せていただきました。望遠鏡と天文ドームのシステムはコンピユーによる自動で動くシステムでした。今の時代では当たり前のことでしょうが、画面の天体地図の目的の星にポイントを合わせてゴーボタンを押せばドームと望遠鏡が動いて照準を合わせてくれます。
木星とその衛星3個?、土星の輪を肉眼で見ることができ、まさに初体験、感激でした。木星の衛星は宝石のようでした。
そのうちに黒い雲の上に月が顔を出してくれました。
担当者がすぐに月に照準を合わせてくれました。初めて月を望遠鏡で見た印象は、明るすぎてクレーターの陰影が薄い感じでした。ワイフがレンズを覗いた時にはまた大きな雲に隠れてしまい、見えませんでしたので諦めて帰ることに。階段を下りて館を出たらまた月が顔を出していました。そして1分くらいで隠れてしまいました。
思い出の中秋の名月となりました。
天文台へ行ってみたいという思いを74歳で達して、天文への趣味が一層高まりました。次回また観望会に来てみたいと思います。今度は一眼のカメラも持参したいと思います。
これは、孫5号が昨日児童館で作ってきた工作作品です。先ほど送ってきました。白い餅がたくさん、これはスタンピングだと思います。孫と一緒に月見ができました。