Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

2019年を迎えて

2019年を迎えて

今日の混迷の時代の中で、自分なりのアートの方針を定めたいものです。浅学非才であり凡庸としかいいようのない自分ですが、それなりに今の時代をリードするキーワードを捉え、それを自分なりに組み立てて見ることにチャレンジします。
日本の社会は2020年の東京オリンピックと2025年の大阪夢洲万博へと追い立てられ続けていくわけですが、アートはそのようなうねりに無批判的に流されることなく人間の進歩に資する時代精神を反映することに存在意味があると考えます。
時事的に世界をみるとまさに混迷、混乱の時代です。国際政治は虚偽、デマ、謀略、歴史の捏造、国際協調とは名ばかりの自国第一主義のぶつかり合いです。国内においても明治以降の歴史の真実は閉ざされたままです。軍国主義の断罪と反省が十分になされていません。
今日では金持優先の消費増税貧困層が益々貧困化していく方向。また辺野古基地建設強行、オスプレイの全国配置、厚着空域など見られるアメリカの属国化の加速。
ここまで来て、追究的に続く言葉が出てきません。言葉を続けることは簡単ではありません。

昨日のブログでとりあげた「問題提起型の作品」を目標にし、アートによる創発を目指します。


平成への歩み(回顧)

1981年にSnowPerformance シリーズを正式に開始し、6年くらい続けた。その表現に飽きが来ていた。思想界はポストモダニズムが席巻していた。そんな時代精神の中で、新潟の作家を取り上げる地方テレビに出演する機会があり、その機会を生かして絵具の仕事へ飛躍しようと画策していた。
自宅ガレージのシャッターに描くパフォーマンス。平面に描くのではなく建物の実体に描くことから試みを開始した。(1987年の8月)