その1
今日の朝日新聞でミューラル=壁画についての記事があった。60年代にウォールペインティングが紹介されたと記憶している。日本では大きな壁画の実践例は少なかったと言って良い。渋谷駅の岡本太郎の「明日の神話」が思い浮かびます。
webより。
Mural(ミューラル)」とは、建物や洞窟の壁や天井などに描かれた絵画のこと。つまり、「壁画」「ウォールアート」を意味する。約4万年前に描かれたといわれるインドネシアの鍾乳洞で発見された最古の「動物の絵」など、文字がない時代から先人たちは壁画で何かを伝えようとしてきた。いわば、ミューラルは、私たち人類の「文化の原点」ともいえる。
先日の番組で、サハラ砂漠が緑で覆われていた頃に描かれた人類最古的な洞窟壁画を見たが、そこには人類が脳を発達させる生存活動の中で絵画する必然があったと考える。
今日のミューラルの必然性はいくつか考えられる。思いつくままに書いてみる。
都市化の進展
高速鉄道、道路網の普及
巨大な建物と小住宅の増殖
巨大な空間と込み入った路地
自然的な公園と人工のかぎりを尽くした公園=アミューズメントスペース
無機質な壁
新たなモニュメントの必要
コンクリート打ちっぱなしの美
都市空間におけるグラフィティの必然
アート作品をコミュニティ生成に役立てる
前代のモニュメントの駆逐、追放、破壊
地方において残り続ける「二宮金次郎像」
とりあえず。
その2
前山忠さんの車に乗せてもらいマツモトアートセンターへ。良い天気でした。
松沢宥さん関係の展示。壊色論目録。
1980年代半ばの日仏交流展出品作。当時、新聞で紹介されたのですが白黒印刷で色のイメージはわかりませんでした。
何も書かれていないピンクの幟。
展示を企画された北澤一伯さんの詳しい説明が素晴らしかったです。
明日、もう少し詳しく書きます。
本日はこれにて。