その1
図書館へ写真展を見にいって、シーズンを終わろうとしているお堀のハスの写真を撮ってきました。
その2
Web 大谷投手の活躍のニュースより。
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地・レンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。7回7安打8奪三振2失点、メジャー自己最多117球の力投で9勝目を手にした。これで1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけた。
その3
1993.3 新潟創庫美術館 第6回新潟現代美術”点”展 ー彫刻の現在ー
創庫美術館で最後の発表となった。バブルで生まれた創庫美術館の夢が消えて行った。
私はSnow Performanceに一区切りを付けて、立体的表現分野で新しい作品を生み出そうとあがいていたが、確信の持てるものを生成させることはなかなかできなかったように振り返っている。
この作品のタイトルは HEISEI(丸と角)
鉄の円柱は近くの鐵工所にあったものをいただいた。錆は自然の作用で進んできたが堂々とした存在感があり、今も庭に置いてある。
世界を生成させる基本的な形を円形と四角形と捉え、ミニマリズムで静謐な空間を生成させようと考えていた。今の後知恵でどうこう語ることは自己欺瞞であるが、気持ちの良い作品だったと振り返り、この作品は自分の心の形而上的モデルになった思っている。今ならインスタレーションで語れるがインスタレーションという概念は自分のものになっていなかっいた。自分としてはこのような実験的作品を作ることができたのは創庫美術館より発表の場を提供していただいたことによると考えている。
しかし、この頃そのチャンスをしっかりとものにすることはできなかった。本業が忙しく、教育小論文をかける頭に自己を改造することに苦労していた。機会があっても簡単にいい作品を発想することはできない。不断な努力を日常的に重ねて、試作に試作を繰り返して自己発見していかなければ不可能である。
この頃建築に関心があり、数年後に自宅の改築に着手することになった。
この後で、過去作品の整理を兼ね一念発起してSnow Performanceシリーズの作品集を出版。その出版で次に予想していなかった方向に展開することになる。21世紀に向かって時代も面白い方向に動き始めたわけである。しかしまだまだ傑作を発想するまでいくつもの試練が待ち受けていた。
その4
1960〜70年代の天才的な先輩作家のいくつかの作例を見る中で、オリジナルな傑作を作り続けることの困難さを学んできた。名前は出さないが、AもBもCも傑作を創り続けることはできなかった。自分の傑作のコピーのような作品を作り続けている例はいくらでもある。2008年にLondonで見たベーコンがそうだった。ほとんど同じイメージの作品が並んでいた。コレクターの求めがそうさせたのかと思う。アーティストも生活をしていかなければならない。それは許される。
自分のところに戻って的確には言えないが内包する作品世界が広大で、その中で絶えず新鮮な発見があるような、そんな世界の中で作品を作りたいと考えている。
本日はこれにて。