その1
大地の芸術祭関係でまつだいにカバコフの「手をたずさえる塔」が完成し、昨日オープニング記念シンポジウムを視聴し作品を鑑賞してきました。
詳しくは発刊されたカタログ「カバコフの夢」を参照ください。
カバコフが世界に登場し始めた90年代初めは生業の忙しい最中でBTなど情報が載っていてもよく見ていなかったと思います。
実作を最初に見たのは2002の国立近代美術館での「墜落した天使」と2003年のベネティアでの個展「私たちの場所はどこ?」でした。今回、シンポジウムで解説を聞いてかなり理解が深まりましたが、作品からのメッセージが教訓めいて宗教臭いところが気になります。
「なぜカバコフなのか」を質問された方がいました。カバコフにとって「なぜ妻有なのか」ということでもあるはずです。
「手をたずさえる塔」は農舞台から南の位置。城山に向かうルートを上がった左上にあります。美術館などの建築を除いて、これまで1番の予算がかかっている単独作品と推察されました。
上部の線彫刻にネオンが仕組まれて光り始めたのですがまだ16:30頃で明る過ぎて写りませんでした。内部に2015年に野外設置された彫刻「人生のアーチ」のコンセプトスケッチと「手を携える船」の小型作品がありました。
その2
カバコフについての学習
デュシャンの「泉」でトイレ関係がアートに出されたのが1917年です。その後74年で今度はトイレ空間がインスタレーションとして出されたということでしょうか。
「Toilet in the Corner」1991
Web翻訳です。
説明
インスタレーションは、吊り下げられた絵画の中でも通常の展示ホールにありますが、隅に配置されています。
剥がれる白いペンキが塗られた折れ戸は、2つの壁に対して斜めに配置され、天井までの壁の上のスペースは、灰色に塗られた合板で覆われています。
「トイレ」という言葉は、ガラスに指で書かれており、ガラスの内側から白いペンキが塗られています。 鈍い電球の黄色い光が内側から燃えています。 しかし、インスタレーションの全体的なポイントは音楽にあります。 ナポリの歌の大声でメロディアスな歌声が内側から聞こえます。 さらに、それらは歌手ではなく、「普通の」人によって、ほとんどエラーなしで、良い、高い声で制作されています。 「作者」の歌の録音を再生するテープレコーダーが内部にあります。
その3
松代小荒戸 関根哲男「赤フン少年隊」冬バージョンです。先日冬に向けての衣替えがあったとのことです。少年それぞれがユニークな衣装を身につけています。もう間もなく雪が降ることでしょう。
本日はこれにて。