Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

キナーレにて

先日のキナーレで「2018年の<方丈記私記>」〜建築家とアーティストによる四畳半の宇宙〜出品作家の井上唯さんが制作に入っておられました。瀬戸内や奥能登芸術祭にも出品されて来た有能で前途洋々な作家さんで検索してホームページも見させていただきました。真ん中が空洞の座布団のような形の編み物をされていました。


お話によると出品作品は子供が中に入って遊ぶもので子供限定だそうです。十分の一程度のマケットがつくられていました。空間としては網状の平面材に沢山孔をあけた多孔構造の空間でメビウスの輪を更に複雑にしたような空間です。魚取りの仕掛けのような構造があり、一部分をつくることはできそうですがその道のエキスパートでないと分かりやすく説明し難い空間と思いました。

完成迄かなりの時間が必要で市内の宿舎に滞在しつつ制作をしていると伺いました。完成が楽しみです。観客に一人として声援を送る意味でブログに掲載させていただきます。