Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

孫の名作

幼児や小学生低学年の絵画作品のコンクールがあります。そこではそれなりの指導経験豊富な審査員が特選や金賞等のランクを付けています。私もそのような審査に関わった事があります。

コンクールでは賞に選ばれることがその子の自信につながる、次の意欲につながるなどの競争的原理による教育効果が措定されています。
小学校も高学年以上だと、そのような評価・ランク付けで学んだ事を次なる造形活動につなげて行けると思われます。

幼児や低学年の頃の絵画作品では神が宿っていたのではないかと思うような天才的な作例に出会う事があります。この時期は成長に伴い興味関心の変動が激しく、不可逆的、不連続的で通過して行きます。もう二度と訪れることのないこの時期ならではの良さを見て行くことが肝要であると思います。


今回の掲載する作品は我が愛する孫の作品です。この作品は孫の今の世界が良く表されております。その子を良く知っているが故の欲目やひいき目が作用し、とても素敵な作品であると受け止めています。
一方の目からは、この作品の孕む表現の特質を分節することから児童の造形活動をどう支援して行くか色々な視点から議論することが出来ると思われます。
親ばか以上の爺ばかの口上を記し、孫の作品を掲載して本日のブログとさせていただきます。

明日が良い天気でありますように。
(昨日は酔っぱらっていて孫の作品を掲載するために書いたものが支離滅裂でした。夜中に目が覚めて加除訂正しました。前半の記述には「造形表現のコンクールの是非」につながる反省的視点があります。ある種のジレンマを抱えながら絵画等のコンクールは運営されているわけです。
結論的には幼児児童にはその時期にしか描けないかけがえのない表現世界があり、それを大切にしたいということです。)