Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

色の言葉・絵具の言葉

2月に入りました。今日の午前中は手帳のアドレス帳の整理で終わりました。過去2年間で色々と書き込んで来た住所を新しい今年の手帳に書き写し、また旧を新に切り貼りする作業をしました。その後、孫支援に出かけていたワイフを迎えに上越妙高駅へ。某ラーメン屋で昼食、そして昼寝。その後4時頃にフルサットへ「小池幹夫写真展」を見に。
小池さんのテーマは「ふるさとの美−2」で作品は野尻湖、神奈山(妙高山の外輪山)、光ケ原高原夜空、秋山郷、能生神社の神事、浦佐の堂押し、上越水族館にて、などが撮影されていました。「ふるさと」の自然、行事、文化などについて新鮮な視点が感じられる作品群でした。
家に戻って来てから作品はつくれなかったのですが気になっていた場所とオブジェを撮影。

アトリエの床。アトリエは床も壁も白く塗っていますが、床は靴跡や絵具仕事で徐々に汚れて行きます。ここ数ヶ月で何色かの絵具を使いました。床に微笑ましい色の世界が出現していました。


数十年前からの絵具、そして子供が小中学生時代に使っていた絵具がまだ相当残っています。絵具を使わないで放置しておくと乾燥が進んで固くなったものが出て来ます。それら固くなったチューブの鉛を取り除いて中身の色を取り出すと絵具が色という物質そのものになって異質な存在感を発揮しているように感じてしまいます。この色はイメージとし使われる事無くそのもののままで乾いてしまったわけです。絵具を使わなかったことが作品となっているとも言えます。絵具の乾燥した固まりがそれ自体として詩情を生んでいるようです。