Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

1日三話

どこのサイトかフィードバックできませんが富井玲子さんのレクチャーのプレゼン画像が掲載されていました。2008年のUK-Norwichの展覧会の展示のスナップが使用されていました。Norwichへ旅したのはもう13年前のことになります。旅の思い出が蘇ります。

この〈石〉2個は2001年のCentury City展に出品した新作ものです。

 

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 昨日のCG・automatism作品です。

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とりあえず。

 

古い写真が出てきました。

1974年1月の教育研究全国集会山形大会の開会式の様子です。

天童温泉に泊まった、会場で振る舞われた串こんにゃくがおいしかった。けん玉を買ってきたなどの思い出があります。

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美術教育分科会

ステージの下のところに中ノ俣中の吉十郎伝説=猫又退治物語の紙芝居と版画の作品が展示されているのがわかります。

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新潟県代表の胸章をつけています。 髭を生やしていました。

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吉十郎伝説、猫又退治の版画の下絵と版画。一年近く時間をかけて制作しました。生徒たちがよく頑張ってくれました。

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1日三話

テレビを見て、昨日のドライブの最初のお目当てで十日町の竹所集落に寄りました。カールベンクスさんのデザインが本人宅や小屋の類を含め7棟以上ありました。外壁の板の色が色々で松代にも5棟くらいできていました。かつての茅葺の家とは違うデザインですが風景に馴染んで生き生きと見えたのが不思議で、別世界ができているように感じた次第です。まだ建物の中に入ったことはありません。次の機会に松代にあるカフェを利用してみようと考えています。

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2箇所目のお目当ては、昨日紹介した柱状節理の絶壁だったのですがその目印は見玉不動尊でした。境内は江戸中期の頃からと思われる杉の大木群で荘厳、階段右には豊富な水流が滝となって流れ下り、急峻な階段を上がった本殿右のスペースに8つの観音様が設置されていました。本殿内部には新潟県では珍しい不動様が鎮座して独特の緊張感がありました。

いずれにしても、なかなか整備された素敵な仏閣でした。

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参拝の記念に五角絵馬を買ってきました。最近は家ごもりで観光などしなかったので何か心が爽やかになりました。

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www.town.tsunan.niigata.jp

昨日の最後のコースで我がアートの故郷である信濃川に立ち寄ってきました。実質15分くらい石の世界に入り込み、石を9個採取してきました。写真はワイフ撮影です。

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1日三話

見出しは本日の予定を含んでいます。4つくらいの目的でこれから出かけます。雨がたくさん降らないように。

それから、こんなブログで失礼ですが熱海市の土石流で犠牲になられた御霊に深く哀悼の意を捧げます。

 

2本の胡瓜のうち東側の一本が順調に育ち胡瓜を生み出しています。3m以上伸びています。収穫したすぐにいただくのは本当に美味です。紹介まで!!!

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とりあえず。

今年初めて松之山大厳寺高原の拙作の様子を見に行きました。Sku Catcher’09 が12年目の展示に入っていました。12年持つとは思えなかったのですが、全く有難いことです。

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心を込めてクリーニングしました。あいにく空は薄暗く小雨が降っていました。次回は青空の日に行くようにします。

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続いて、気になっていた津南へ出て秋山郷の柱状摂理の絶壁を見ました。見玉不動にお参りしてから見てきました。日本のグランドキャニオンと謳っていました。見応えはそれなりのものがありましたが、グランドキャニオンと比べるには規模が小さすぎる感じがしました。f:id:niigata-art226:20210704195557j:plain

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クジャクサボテン咲く

クジャクサボテンの2輪目の花が咲きました。この花、今日1日だけの命です。不思議な摂理が働いて花を咲かせているわけです。花の命は短い、ですが艶やか、絢爛豪華そのものの姿です。

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付け足し。

本日のCG・automatisamです。高尚な心持ちで制作しているわけではありません。色々と使い慣れたツールを使って15分程度遊んで出来上がってきます。

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一日一話

昨日、新聞の付録の地域情報に行きつけの釣具屋からの情報がり、キス良型好調、50mくらい飛ばすと良い、餌はチロリが一番と出ていたので、久しぶりに釣りにでかけました。

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結果、小を入れて10匹程度でした。夕まずめの海景です。撮影は19:29。

事実を述べたのみ。

とりあえず一話終わり。

 

 

付け足し

本日のGG・automatismです。

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この日1日

今日のタイトルを身辺雑記と書こうとして、この日1日という言葉を思いつきました。今日が7月1日であるからと言うわけではありませんが、一期一会と言う言葉にも通じて意外と良い言い方のように思えます。

 

朝顔です。これから2月以上の付き合いが始まります。新井のシルバーの方たちのお店から買ってきました。どんな花なのかわかりません。ツルが伸び始めましたので棚をつけなければなりません。

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これは2個目のクジャクサボテンの蕾です。明後日くらいに咲いてくれそうです。楽しみです。

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写真はありませんが朝胡瓜2本収穫しました。トータルで12本目です。胡瓜のツルは2本ともに2m以上に伸びました。あとどれくらい収穫できるか分かりませんが、今年の胡瓜栽培は成功に近いと思います。

 

付け足し

〈石〉の本を作成しています。〈石〉の活動歴を掘り起こしています。

今まで気づかなかったことに気づくことが多いです。

 

富井玲子さんへのメールの一部です。

1969年7月21日にアポロ11号月面着陸。〈石〉生成。

〈石〉の一連の行為の最中は、もちろんその行為の中にいます。
行為を回りから撮影する、レシートを残す、自らプロセスを記録する、などは行為から離れるところで可能となります。
7月25日に「アポロ十一号に思う」原稿を生徒会誌に寄せる。
8月10日 長野にて「美術という幻想の終焉展」シンポジウム。中原佑介、峯村敏明、松沢宥らの話を聞く。
8月20日ごろ。糸魚川市展へ〈石〉と石を吊り下げる作品を出品。審査員は前田常作法華経の経典を読むようにアドバイスを受ける。
 
8月25日に「データカード」を作成
一番最初に送った作品以外に残したものは、あまり良く写っていないけど授業で行った川原での活動、荷造り後で送付前の石、数日後に書いた生徒会誌のコメント(8.9に会誌発行)、高校生との石拾い活動(まだアポロが月にいた6時過ぎた頃)の思い出、などで残すものが色々できたからそれらをまとめてカードを作成したわけですね。このことについて最初から計画的だったわけではありません。
8月25日のこと
8月27日
Plan 11−2は、初めからカードで残すことを前提に、書留速達で送ったのですが、送る前の姿を撮影していません。
 
Plan 12は李禹煥の記事が出た後でもあり、違いを出すために切るなどを入れ、プロセスを意識して写真を撮っています。
12月7日のこと
精神生理学の最初は、郵便局で送る直前に撮影。記録を作品にすると言う意識が明確。
 
行為を行為としてその中にいることから、行為を自ら対象化しつつ行うようになっていったと言うことでしょうか。
行為の目的がはっきりしてくると、その行為が面白く無くなってきます。
 
最初の石から一月くらいの間に色々と展開していることが思い出された次第です。
50年以上前の話で失礼しました。
 
 
 
午後に一点作る。 

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本日はこれにて。
 

 

Webより

 

1962年(昭和37年)10月の車中パフォーマンス《山手線事件》

日本の現代美術の中でとても有名なパフォーマンスの記録が見つかりましたので掲載させていただきます。撮影者はだれなのかは分かりません。

 

私のこれまでの知識によると、白いドーランを塗った中西夏之さんが左手に卵型のオブジェを持ち、それを右手に持つ懐中電灯で照らしてのぞいている、というもの。写真右下の女性が興味深げに中西さんの様子を伺っています。このオブジェは「コンパクトオブジェ」とタイトルされ、ポリエステル樹脂を使っています。

私は、この作品を日本を代表するオブジェ=小型彫刻と考えています。

 

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 当時、現代美術を扱っていた南画廊でこの卵型の作品が3万円の値段で売り出されていました。当時の一月分以上のサラリーで断念したことがありました。

 

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 中西 夏之(なかにし なつゆき、1935年昭和10年)7月14日 - 2016年平成28年)10月23日)は、日本の前衛美術現代美術家。

 

付け足し

久しぶりにCG一点作りました。誰かの作品をベースに塗り重ねました。

 

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家庭菜園のこと

今年の胡瓜栽培はある程度成功しています。うどんこ病には悩まされていますが2種類を植えてこれまで5本の収穫がありました。

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ミニトマトは順調に成長しています。本日2個収穫できそうです。出資の多い家庭菜園ですが、観察や世話は毎日の楽しみになっています。

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とりあえず。

付け足し

本日のクジャクサボテンの花。萎れ始めています。24時間くらいの晴れ舞台でした。この花の下にもう一つ蕾があるので、夕方頃にこの花をカットしようと思います。

 

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カサブランカ、残りの蕾があと一つです。

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柘榴の花が咲きました。はなやかさのある花です。実を結んでくれると嬉しいのですが、昨年はダメでした。

以下引用

昔、中国に王安石という人がいました。北宋の政治家であり、詩人でもあった人物です。
彼の『詠柘榴(ざくろをよむ)』という詩の中に、「万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)」という句があります。

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本日はこれにて。



 

白髪高額査定記念スタンプ

昨日(27日)のなんでも鑑定団で具体美術の白髪一雄さんの足で描き始めた初期のアクションペインティング作品が80000000円の値段が付きました。そのことを記念してE-Stampを発行させていただきます。作品の大きさは縦75cm横93cm の作品です。

 

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付け足し
昭和49年、田中角栄首相は児童教育指針として【「五つの大切、十の反省」】を掲げました。web 検索で調べました。
 
「五つの大切」

1 人間を大切にしよう
2 自然を大切にしょう
3 時間を大切にしよう
4 モノを大切にしよう
5 社会を大切にしよう

「十の反省」

1 友達と仲良くしただろうか
2 お年よりに親切だったろうか
3 弱いものいじめをしなかったろうか
4 生き物や草花を大事にしただろうか
5 約束は守っただろうか
6 交通ルールは守っただろうか
7 親や先生など、ひとの意見をよく聞いただろうか
8 食べ物に好き嫌いを言わなかっただろうか
9 ひとに迷惑をかけなかっただろうか
10 正しいことに勇気をもって行動しただろうか
 
改めて読んでみると、人として、日本人として当然のことを掲げられています。
田中角栄で零円切手を作って風刺したことを思い出して、調べてみた次第です。
 

 

 

 

美しい花が咲いた

今年もクジャクサボテンの花が咲きました。本当に美しい花です。この花は近所のS先生からいただいたもの。我が家で咲かせてくれるのは回目になります。

 

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「美しい花がある。花の美しさというものはない」小林秀雄

毎年同じ言葉を引用させていただいています。

二度目の接種

昨日。二度目のコロナワクチンの接種を終えました。特別な痛みとか症状もなく、お酒も飲まずに休みました。ワイフは痛くてと仕方なかったと言っています。

いつものラジオ体操をしていると左手を動かすたびに少し痛みを感じました。

 

fbで、発疹したと数枚の痒そうな写真で見せてくれる例もありました。1回目に痛くてたまらんかった、と言う人もいました。

人それぞれのコロナワクチン接種反応です。接種するほうが接種しないより安全に近づくということで、とにかく今日は安静で過ごします。

しばらくしたら外の世界から何かを見つけてきます。

とりあえず。

 

QRコードからのコミュニケーションの試み昨日からスタートしました。

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niigata-art226.hatenadiary.com

 

付け足し

 

部屋の中では勢いのなかったカタバミ属系の花が外に置いたらどんどん元気になってきました。不思議なくらいです。10年以上前に友人の大池幸一郎さんからいただいたものです。

Web調べで名前はインカカタバミと出ていました。

その他

オキザリス・レグネリー カタバミ科 カタバミ属(レグネリー種)
  [別 名]・・・・・オキザリス・トライアングラリス​ 学名…Oxalis triangularis 
           サンカクバオキザリス、インカのカタバミオキザリス・紫の舞
  [花言葉]・・・・・喜び、母の優しさ、輝く心。  

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これは近所のSさんからいただいたクジャクサボテン。明日くらいに大きく豪華な花を咲かせてくれそうです。楽しみです。

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庭の主役

ここ数日、カサブランカの花を愛でて暮らしています。昨日から開いた花が増えました。

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とりあえず。

 

 付け足し1

ローゼンクイストの「成長計画」のことを調べていて、長岡現代美術館の記事に出会いました。階段上がった2階のロビーの壁に前田常作先生の三百号以上の巨大な絵画2点があり、感動で痺れて見たことを思い出しました。とても懐かしい絵です。謹んで掲載させていただきます。この絵は今どこにあるのでしょうか。

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付け足し2

本日、4時の指定でコロナワクチンを接種してきました。受付番号は662。お医者さん、市役所の担当の皆さんに大感謝!大変ありがとうございました。これで2週間後に抗体が有効になると言われますが、言うまでもなくマスク生活は今後も続けます。

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原稿書きに明け暮れて

孫一号の誕生の思い出につながるカサブランカの花が咲き始めました。

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ここ数週間、石を送るメールアート=〈石〉作品集の前書きと後書きに挑んで、書き直しを続けています。読むと文言を直したくなる。一字一句を直すと行がおかしくなり、行の組み順序を直す。今日でかなりいい線になったのではないかと思います。

まだ草稿ですが、皆さんに読んでもらいます。起承転結の起承の部分をかなり書き直しています。

 

前山忠に送った〈石〉。

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前書き

「石を送るメール・アート(以下〈石〉)」は前衛表現を目指す「新潟現代美術家集団GUN」の旗印のもと、十日町市中条の信濃川で1969.7.21のアポロ11号人類史上初の月面探査、「月の石」採取に因む宇宙時に「地球の石」を採取して始まりました。

 

時はベトナム戦争の最中。採取された石を針金で結え、荷札に宛名を書き郵便局で切手を貼ってメール・アートに仕立て、「月の石より地球の石を考えよう」「月のことより地球の現実を考えよう」というメッセージを込めて作家や評論家に送りました。それが予想を超えて美術雑誌や新聞など色々なメディアに取り上げられ、翌年の中原佑介コミッショナーによる第10回東京ビエンナーレ「人間と物質」展に招待されるなどの大きな発表の機会に恵まれました。

 

その後、生業の中学校の美術教師の傍らで作家として〈石〉の成果を発展させる野心を描き、71年に〈石〉を構成する荷札に貼る切手の型を借用した「零円切手」を考案。それで総理大臣を風刺。それは以後の表現展開の原型の一つにはなりましたが、〈石〉の上を行く作品にはなり得ませんでした。72年の17号でアポロ計画が終了し、「因む」という〈石〉の根拠が失われ、以後〈石〉を断念。自分が成してきた〈石〉のメタ言語が見えない。それは私の浅学と経験不足によるものでした。

 

自他ともに納得のいくような表現を求めて試行錯誤を重ね75年に無意識的に身体を使うBody Artに越境し身体が表現生成の原点であることを改めて認識。

76年には「零円切手」路線で個展をした際に、週刊誌に風刺が原因で掲載拒否になって無念の思いを残しました。気を取り直し、あぶり出し絵画や地元産の石を彫るなどの試みの後、80年代に入って新雪五体投地した跡を写し撮るBody Art「Snow Performance」を発見。おおよそ10年の表現探しの末に作家としてのメタ・アート力を身につけることができたと思いました。

しばらくの間「Snow Performance」を展開継続し80年代末に、アクリル絵具を用いた表現で新境地に辿り着きましたが、96年1月にはNHK人間マップ「先生は雪のアーチスト」に「Snow Performance」で出演。その際に〈石〉も放映される機会に恵まれました。その翌年には、彦坂尚嘉によるアクリラート32号でのロングインタビューでGUNと自らの歩みが総括され、〈石〉の再評価を得るなどで、その後への確かな展望を持つことができました。そして、その記事がNYを拠点に活躍している美術史家の富井玲子の目に止まり、〈石〉が2001年のTate Modernの企画「Century City」展Tokyo セクションに招待されました。その機会に〈石〉に託した意味が全く色褪せてはいないことに改めて思いを馳せ、その再開に踏み切りました。

 

08年に前山忠と「新潟現代美術家集団GUNの軌跡」を出版。12年には新潟県立近代美術館で「GUN―新潟に前衛があった頃」が開催され〈石〉とその関係資料を網羅した展示がありました。16年には富井が著作「Radicalism in the Wilderness」でGUNの「雪のイメージを変えるイベント」や〈石〉を世界に発信。18年のMisaShin Gallery個展では「Not a Stone’s Throw」と〈石〉に新しい意味が付加され、19年には「Radicalism in the Wilderness Japanese Artists in the Global 1969s」でNYデビュー。20年にはコロナ禍を受けてWebの Horikawa Michio | 4Columns に登場と〈石〉が脚光を浴びることが続いてきています。一つの表現が「たかが地球の石されど地球の石」が50年以上存命してきました。

 

これまでの〈石〉の生成から50年以上の経緯を振り返り、作品集の出版を思い立ちました。〈石〉覚書には多数の皆様よりいただいた〈石〉へのコメント、批評を写真ページには自分で写した記録、新聞社から撮影していただいた写真を時系列に綴りました。作家論は、2000年以降に執筆された富井論文2編に新たに書き下ろし1編を加えさせていただきました。作家論邦文とその英訳文全てが富井玲子によるものです。

 

 

後書き

 本書は身近な自然石を用いた〈石〉の地球規模の夢の残欠を紡いで次代に残そうとする私の初めての作品集です。

私の〈石〉を一方的に送付された皆様、展覧会関係者には、剥き出しの石に荷札の荷物という意表をついた郵便物で驚かせ、ご迷惑をおかけしました。送られた皆様がどのように感じて受け取られているのか、それを慮ることが欠落していました。

〈石〉は幸いにも沢山の皆様より、私の当初の思考と実力を超えた生産的で高度な視点から受け取って批評、コメント、評価をいただくことができました。

 

特に1969年の〈石〉が宮沢壯佳や松沢宥により大切に保管され続けてきていたことを知り大感謝・感激でした。それは50年以上前に生成した〈石〉の物語の貴重な証言となりました。

本書の覚書で送られた皆様の名前を公表し、敬称を略させていただきました。皆様。よろしくご理解を、そしてその非礼をお許しくださいますようお願いいたします。

 

作家活動の30年目に富井玲子に出会い〈石〉の夢舞台第1幕が始まりました。2016年に富井の著作「Radicalism in the Wilderness」が出版され、そこから第2幕が始りました。私の〈石〉はNYの舞台でも羽ばたくことができました。第3幕の監督はMisa Shin Galleryの辛美沙。おかげさまで〈石〉が大いなる展示空間へ船出することができました。

 

2000年以降は〈石〉をメンタルの中心に据えて、絵画、オブジェ、パフォーマンス、E-Stamp、Tensegrityなど様々な表現を随意応変に展開してきています。

私は76歳になりました。作家としてとても幸せな心境にいます。最後に皆様に改めて「大感謝!ありがとうございました」を捧げます。

私の〈石〉は皆様の導きの元に53周年に向かっています。この〈石〉を命ある限り継続したいと考えています。

本作品集の出版にあたり、現代企画室に大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

雑記

庭のオレンジのユリ。調べてみたらロイヤルトリニティーという名前のようです。一株から毎年徐々に増えてきています。庭の気象条件に合っているようです。

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一株に6つの花が付き、重すぎて雨で倒れてしまいました。

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昨日、久しぶりに近くを通りました。13年前に設置に関わったJ中の庭に立つ石柱。美しい風景になっていました。

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孫一号の誕生日。

 

今日は孫一号の誕生日です。その孫はすでに中学生になっています。

誕生したその日長女が産気づく前にこのカサブランカをバックに写真を撮りました。そして無事生まれて命名された数日後に開花しました。年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからずですがこのカサブランカの思い出は永遠です。

とりあえず。

 

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さて、このブログを書いていたら、義兄の長男=我が子の従兄弟に第一子が誕生したという知らせがありました。

孫一号とは誕生日が同じまた従兄弟になるのですが不思議な出来事です。