1962年(昭和37年)10月の車中パフォーマンス《山手線事件》
日本の現代美術の中でとても有名なパフォーマンスの記録が見つかりましたので掲載させていただきます。撮影者はだれなのかは分かりません。
私のこれまでの知識によると、白いドーランを塗った中西夏之さんが左手に卵型のオブジェを持ち、それを右手に持つ懐中電灯で照らしてのぞいている、というもの。写真右下の女性が興味深げに中西さんの様子を伺っています。このオブジェは「コンパクトオブジェ」とタイトルされ、ポリエステル樹脂を使っています。
私は、この作品を日本を代表するオブジェ=小型彫刻と考えています。
当時、現代美術を扱っていた南画廊でこの卵型の作品が3万円の値段で売り出されていました。当時の一月分以上のサラリーで断念したことがありました。
中西 夏之(なかにし なつゆき、1935年(昭和10年)7月14日 - 2016年(平成28年)10月23日)は、日本の前衛美術・現代美術家。
付け足し
久しぶりにCG一点作りました。誰かの作品をベースに塗り重ねました。