拙作のSnow Performanceについてこのブログでも何回か書いてきました。もう実践し尽くされて作品を取り上げたり、コメントなどを書いたりする必然性は無くなってきたと考えています。今年のドカ雪で実践のチャンスは多々あったのに、心のゆとりがなく雪に飛び込む気になれなかったということが本音です。あと何回か雪は降ると思うのでその気になるかもしれません。昨年は雪が少なすぎてその気になれなかった次第です。
とにかく、この行為作品は雪があればできるというものではないのです。自分の体はものではなく心を含めた全体で、それをどう動かすかはその全体性に関わるということです。
これは、数年前の新潟市美術館にて。右は1983 、左1986年の作品です。
以下は1984年(昭和59年)の自宅の敷地と屋根で行った作品です。保管していた、GUNの「雪のイメージを変えるイベント」の顔料を使っています。このような作品を試みたのはこの年だけ。この作品の未発表作品(写真)がまだかなりあります。ちなみに大きくプリントしたのは3点だけでした。
この年はかなり雪が降り除排雪で苦労しました。道路に面した自宅前のスペースに積み上げた雪の山を利用したようです。
これは屋根の上。雪に顔料を撒いて体をプレスしました。身に着けていた衣類は全て処分したことを覚えています。
大きく引き伸ばした作品3点を応募先へ送る前に撮った写真です。写真の日付は85年になっていますが、現像の刻印は84なので製作年は1984年です。