Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

未知の作家Christoph Büchel

Hyperallergic という181 N 11th St, Suite 302Brooklyn, NY 11211に拠点のあるWebマガジンに富井玲子さんの著作の書評が載り、そこでGUNが大きく取り上げられました。それ以後ほぼ毎日当該のWebマガジンが入って来ます。世界のアート動向の一端が読み取れます。英語なので理解しているということはできませんが必ず関連画像が添付されていますのでそれなりに感じることはできます。
January.5.2018のマガジンにスイスのアーティスト「クリストフ・ブッシェル(Christoph Büchel)」の記事が載っていました。
私は当該作家の作品を見たことがあるかも知れませんが記憶にはありませんでした。

この作家に付いて以下の記事がありました。引用します。


Do We Really Have to Ask if Trump Is a Conceptual Artist?
Trying to label the border wall prototypes as Land Art (and Trump and the American people as engaged in a collaborative artwork) artist Christoph Büchel raises some unpleasant questions.

()の中に記述があり、厳密には理解しにくいですが「トランプンの壁」についてアートから批評的な視点を提供していると思います。
エジプトのピラミッド、中国での万里の長城などの建設と同じような国家的プロジェクトと言えるものですが、トランプさんの在任中に完成するかどうかは全く不透明です。
この建設途中の工事現場写真を見ると正にランドアート、巨大ミニマルアートのようです。見応えを感じます。観光地にすれば喜ばれるのではないかと思います。これらの巨大なフェンスをクリストの作品としても違和感は無いでしょう。アーティストがトランプさんに「あなたはコンセプチャルアーティストですか?」と質問することは批評に満ちた素晴らしい着眼です。

クリストフ・ブッシェルについて日本で発表したことがあるのかは知りません。私にとって未知の作家でした。web検索でヒットした一番最初の作品画像です。この写真を見て散在型インスタレーション、オブジェ、非造形的造形、室内展示等の言葉が出て来ます。その他多種多様な作品展開です。日本から見ればこのような作家の生活や作品展開があり得ていること、これらを展示する美術館があることが驚きです。