新潟市美術館でアンドリュー・ワイエス展(丸沼芸術の森所蔵)を見てきました。これまで色々な機会にワイエス作品を見てきましたが、題名を伴って記憶に入っていたのは唯一「クリスティーナの世界」。何時の時点でそのように記憶されたかは不明です。この3月にMoMAで実物を見たかなり以前と思われます。2007年にもMoMAを見ていますが、ワイエス作品に関しては記憶にはありません。
大規模なワイエス展を見るのは1974年の国立近代美術館での展覧会以来でした。今回の展示には「クリスティーナの世界」のデッサン、習作、エスキースがたくさん含まれていて興味深い鑑賞ができました。ちなみに、国立近代美術館での展覧会のカタログに「クリスティーナの世界」があるか確かめましたが掲載はありませんでした。
今回適度なスタンスからワイエス作品を愛でることができ、「クリスティーナの世界」が生み出された背景の一端などを教養として取り入れることができました。
Webより
MoMAにて撮影
展覧会チラシより。
今回のワイエス展は水彩画と鉛筆スケッチのみの作品群でした。水彩の省筆の見事さに感服でした。なお展覧会は1月19日(年末年始、月曜休館)までです。