芸術(ART)アートを見学、鑑賞、感じる前に知っていた方が良いと思われるキーワード(鑑賞の基礎・基本知識)を集めてみました。(制作中)
言葉を知っていると見えてくる世界がある。知らないと見えない世界がある。
見立て
芸術の分野で言う「見立て」とは、対象を他のものになぞらえて表現することである。何かを表現したい時に、それをそのまま表すのではなく、他の何かを示すことによって表現することである。日本の様々な芸術で、この「見立て」の技法が用いられている。欧米の学術用語で言うメタファーに相当する。
日本庭園ではしばしば(あるいはほとんどの場合)なんらかの「見立て」の技法が用いられている。大きな岩で山岳を表すなど。
枯山水(水自体を用いない)では、白砂や小石(の文様)が「水の流れ」に見立てられる。日本庭園では庭を宇宙に見立てている、とも言う。その他、箱庭、盆景、盆栽などが代表例。妙高山を富士山に見立てて越後富士と言うなど。
借景
庭園外の山や森林などの自然物、眺め等を庭園内の風景の背景として取り込むことで、前景の庭園と背景となる借景とを一体化させて景観を形成する手法。
添え
盆栽等を飾る手法。主盆栽に対して飾られるものの総称。軽妙な雑木や花もの・実もの、あるいは山野草類などが用いられ、主木を引き立てる役目を果たす。
料理にはメインデッシュ(主菜)に添える小さな料理がある。
トリミング(切り取る。刈り整える)
写真で焼き付け・引き伸ばしをしたり、コンピューターで画像を加工したりする際、不要な部分を取り除いて画面を整えること。「人物中心にトリミングする」
写真や絵画の制作において、フレームの位置、大きさなどを検討、決定すること。(frame)写真のファインダーをのぞいて風景を切り取る。
自然の地形を利用する
観光地では珍しい自然の地形・美しさを見せるために一番ふさわしい場所が選ばれている。富士山が見えるところを富士見平と名付ける。
デザインをキーワードに・デザインの思想は時代の要請で変わる
バリアフリーのデザイン
都市のデザイン(アーバンデザイン)
景観デザイン(ランドスケープデザイン)
港湾のデザイン
建物のデザイン
田畑のデザイン
(区画化された平野の田園、山間地の斜面や急峻な地形を利用した棚田・段々田んぼや畑)
田園のデザイン(富山県の砺波平野の散居村)
都市公園のデザイン
ガーデンデザイン
ポケットパーク
車・乗り物のデザイン
視覚デザイン(ポスター、看板、広告)
読むデザイン(チラシ、本)
道路のデザイン
古代のデザイン(縄文時代、弥生時代、古墳時代)
奈良時代
平安時代のデザイン
足利時代のデザイン(金閣寺、銀閣寺)
鎌倉時代(武士の台頭)のデザイン
戦国時代のデザイン(城郭建築)
安土桃山時代のデザイン
江戸時代のデザイン
近代デザイン(コンクリートの建築が増える)
ポストモダン(色々な要素を織り込む)
現代のデザイン
絢爛豪華(神社仏閣、城郭 金銀などを用いる。唐様式、和様式)
歌舞伎ファッション
婆娑羅大名(奇抜)
調和と統一
調和と破調
侘び寂び(日本の伝統的な美意識)
ワンポイント
一点豪華
造形原理
リズム(同じ形を繰り返し並べる)
バランス(大小の形を均衡させる。強弱、配置等)
ハーモニー(全体としてみて調和している)
色の調和
類似色の調和
対照色の調和
シンメトリー(symmetry 対称性) 中心軸を巡って左右対称
アシンメトリー(asymmetry 非対称性、不均衡性)
機能性(用と美 デザイン・工芸 実生活に使えるもの)
展示されて視覚鑑賞するだけのもの(絵画、彫刻)
佐久島の風景を前に
目の前に見える海の景色の中に自然のままの姿は何処にあるのでしょうか。
目の前に見える陸地の景色の中に自然のままの姿は何処にあるのでしょうか。
アートを見せる。
アートを前景にして遠景を見せる。
アートが主役になっている。
アートは脇役になっている。
見るアートと参加型のアート