Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

樹下美術館個展−6

明日11日18時より館長の杉田玄さんと対談形式でギャラリートークをします。
そのレジメです。まだ作成中ですがおおよその筋を描きました。


堀川紀夫(みちお)展 夏庭のテンセグリティ 館長との対談 2018.08.11

1、活動略歴(別紙配布)

2、略歴の要点(高校、大学、GUNとその後)

1946生/中学校の青木謙幸、北條明義先生/高田高校 村山陽先生、美術クラブ
1964年近くの新潟大学へ 中学校美術洋画科
ビートルズ、若者ファッション
(東京オリンピックから大阪万博へという時代の影響)

読売アンデパンダン以後の長岡現代美術館の活動/糸魚川市展での若手審査員
1967年に新潟現代美術家集団」GUN結成に参加→ 前衛的意識
1968年に十日町市中条中に新採用されて2年間 近くに天下の信濃川
3、現代美術の歴史的な位置、その面白さ、価値

ダダイズムマルセル・デュシャン 自転車の車輪、便器=泉)
戦後美術(アンフォルメル、アクションペインティング、ポップアートetc)

ミニマルアート/オップアート/エアーアート/アースワーク/テクノロジ—アート
現在の美術/PCアート,Web展開(クラウド世界), ホームページ、電子メールアート(個人ブログ、facebook、インスタグラム) AI,Iot ,VR,3Dprinter

4、現代美術、世界の趨勢、日本の現状と展望
 
日本独自な公募団体展(組合主義)の全国的なツリー構造

ジャンルの流動化、越境的アート、Artという曖昧な領域概念の台頭と一般化
エンターティメント化 アニメ、マンガ、ジブリアート 、

幼児表現的→ 草間彌生 村上隆 奈良美智 
 
インスタレーション(仮設的展示)の可能性
東京芸術大学に先端芸術科(先端を走ることとは)
美術館の中での専門職である学芸員の立場の向上と責任
美術作家にも博士号


5、新潟県における現代美術(歩みと展望)

芸展、光風会、日展日本画、作家による絵画教室、手習い教室
県立、市立美術館の現実
倉庫美術館(90年代 バブルの時代)
大地の芸術祭(2000年から3年おきに開催)→地域おこし野外アート 
全国に影響を及ぼす/公共事業の開発/既存の国際展との差別化 
新潟市での水と土の芸術祭(共栄?)
貸画廊、個展、画商的画廊経営、小美術館の奮闘、作家の自主企画展、Web展開

作家の自助努力 孤軍奮闘

6、テンセグリティ(Tensegrity)との出会い

1969年,1970年大阪万博 鉄鋼彫刻シンポジウムの雑誌紹介
彫刻家ケネス・スネルソンと建築家バックミンスター・フーラー

2015年ギャラリー湯山での「雪アート」への取り組みで六角形の立体をつくる

7、テンセグリティとは、その面白さ
突張りのBarと引っ張りの線材の相互作用によって生成 第三の建築構造 
Web独学
(積み上げ構造,アーチ構造、ラーメン構造、吊り構造などとの違い)

8、この度の個展について
狙いと効果、あるいは発見/既存の2作家の展示との調和・共鳴

樹下美術館の歴史の中で初めての野外展示・インスタレーション

9、テンセグリティの展望と可能性(一般論と堀川個別論)

軽薄アートの可能性 巨大アートの可能性 塊の重量彫刻からの別離
軽くて最大の空間造形を成す/持ち運び便利、片付け便利、再利用便利

新しいアートの鉱脈 

10 質疑と応答



昨日、美術館の音楽鑑賞の集いもあって会場に出かけました。途切れる時間もありましたが、かなりの人が来てくれていました。有り難いことです。作家仲間の関根さんと前山さんと偶然に一緒になり3人で色々と話しましたが、いつものように作家のエゴがぶつかり合ってしまったようです。もう皆一国のアート城の領主でありコレクティブは出来ないようです。