雪に埋もれて生活するようになると思い出すのが「雪の良寛」。とりわけ「あわ雪」の歌。
良寛学びの為のメモ「あわゆきの表記、たちたるの表記。」
良寛の有名な「あわ雪」のうたです。原典がどれなのか分からずに色々な資料から引用していますので、どれが正しいものなのか私には分かりません。
あわ雪の なかに顕ちたる 三千大千世界
またその中に 沫雪ぞ降る
三千大千世界を「ミチオホチ」と読むことを初めて知りました。(Nさんのメールより)
淡雪の中にたちたる 三千大千世界(みちあふち) またその中に 沫雪(あわゆき)ぞ降る
あは雪の中にたちたる三千大千世界(みちあふち)またその中にあは雪ぞ降る
※三千大千世界:大宇宙をいう仏教用語。「みちあふち」は国語訳で、良寛の造語かと言われている。
良寛さんが仏道についてよんだという和歌、『淡雪の中に立ちたる三千大千(みちおおち)またその中に淡雪ぞふる』の感覚は、まさに「空」の基本構造そのものです。
あわゆき (淡雪、あわ雪、泡雪) 沫雪
大島花束の良寛全集では「三千大千世界は みちあふち」とルビが振ってありました。
たちたる 立ちたる 顕ちたる