Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

自作検証

1974年の早い時期に和田英作謹画の「御馬上の聖上陛下」のポスターを生家の物置で発見。とても強い衝撃を受けて全紙大で30枚くらいシルクスクリーン印刷をしました。制作費は5万円。安かったわけではありません。それをGUN 展で14枚を壁に貼ってその前でパフォーマンスをしました。この自作についてアメリカのある方に説明する為にこのポスターが発行された昭和3年の出来事を詳しく調べ、見えてくるものがありました。このポスターはその年の2月16日付けで東京朝日新聞が発行したものです。この年に関東軍が確信犯的に暴走を始め張作霖を爆殺する事件をおこします。その半年後に昭和天皇即位式を行います。言うまでもなく天皇統帥権があります。天皇の御名のもとにどんどん侵略が進められて行くわけです。

これは県内某所で撮影させていただいたものです。御名御璽とありますが昭和天皇が侵略を推進せよという許可・命令書と言って良いものです。これを見た時もびっくりしました。これが発行された昭和7年1月18日からほぼ4ヶ月後に「5.15事件」が起きています。若い軍人たちがこれを見て妄想を強く膨らませ凶行に及んだのでしょうか。

1974年 GUN「発癌性イベント」大島画廊

昭和天皇人間宣言するまでの日本の歩みのダイジェストです。広島、長崎の原爆投下が入っていません。付け足してご覧下さい。(訂正版に取り替えました。)

昨日から昭和史の勉強をした感じです。
付け足し(私は天皇人間宣言が成された同じ年の2月に生まれました。)
本日はこれにて。