Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

「おりがみのよりとも」よりの発展

井上涼さんの「おりがみのよりとも」よりヒントを得た「おりがみ首替え」作品を3学年4クラスで試みました。

結果として、首のすげ替えにこだわらず、名画名作と折り紙の合体を工夫すれば良いということに落ち着きました。折り鶴の場合は首より翼に付け加えるのがいちばんのように感じました。

なお、生徒において選んだ作品と作者が結びついて知識になっているのは稀有です。首替えで選ばれて貼り付けるために名画名作の中から意味=直感的に選んでいます。

立体の場合は名画の4面体、6面体などと作っていけば一層有意義になるようです。

切り抜く名画名作は、古い処分対象の美術学習資料から選んでいます。

このデュシャンは私の作品です。

 

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ムンクの『叫び』は生徒にも知られています。「伝源頼朝」はなかなか人気が出ませんでした。

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関根伸夫さんを偲ぶ

我が息子さんから家族LINEで本日の朝日新聞夕刊の記事が送られてきました。関根伸夫さんを偲び、謹んで掲載させていただきます。「位相ー大地」の制作を協働された小清水漸さんの貴重な証言です。協働作業をされて2週間かかったとのこと。制作過程の苦労を身近に感じ、また小清水さんらと関根さんの信頼、同盟関係を垣間見ることができました。関根さんは少し兄貴分ですが同世代の記念碑的な代表作品として「位相ー大地」は位置付いていると思います。

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構成練習の題材

現在取り組んでいる一年生の構成練習(デザイン)の効率的方法を工夫しています。

そこで考えたのは色紙を与え、同じ形に切り、方眼用紙に一定の規則性を工夫して貼るという方式。リズム、リピテーションの学習です。

生徒達に同じ形を繰り返すことでできる構成の面白さを伝えたいと思います。これと同じ操作を白紙に鉛筆でやらせて彩色すれば4時間以上かかるように予想されます。

今日(14日)の三分の一はこの色紙を利用した方法の教材研究に費やしました。

台紙はA4サイズで色紙は15cm四方です。

 

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台風19号の未曾有な被害状況が詳しく伝わってきました。北陸新幹線の車両3割が水没してしまった事故で復活の見通しが示されていません。我が家から2.5kmにできた北陸新幹線上越妙高駅もしばらく開店休業ということになります。災害列島日本です。あちこちに広がる甚大すぎる被害に途方にくれる次第ですが助け合ってこの国難を乗り越えなければと思います。

 

 

 

台風一過

甚大な被害を残して台風19号は去って行きました。

調布市に住んでいる息子から、台風一過で青空が広がっている。というラインが入りました。自然の猛威の中で一喜一憂する我ら人間一族です。

テレビでは長野市千曲川の氾濫の様子を伝えていました。上田市長野市で堤防が決壊し濁流が流れ込み住宅が水に埋まっている様子が映し出されていました。「必ず救助に伺うので頑張ってください」というテレビ・アナウンサーの呼びかけ。新幹線の車両が7台並んで水に埋まっている姿も映し出されました。暴れた歴史のある千曲川の近くでこのようなアホな事態に至ったのは何が原因でしょう。単純な地形的な調査ミスではないでしょうか。ニュースでは前代未聞の災害と言っていましたが、根本原因は福島第一原発事故と同じように思います。災害のあらゆる可能性を考慮してこの車両基地の場所を選定したのか疑問です。

 

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予想のつかない水害が起こってしまっています。その水が流れてくる下流新潟県信濃川は大丈夫でしょうか。

とにかく、人命の無事を祈ります。

 

我が家は断続的に強弱の風雨に見舞われましたが特別なことはありませんでした。上越市では一部で床下浸水が見られたとのニュースがありました。

現在も小ぶりの雨が続いています。台風一過、青空よでてこいの心境です。もう台風はたくさんです。

 

本日の教養

本日、国語科に教科書で啄木のどのような句が取り上げられていますか。と質問し、次の句を教えてもらいました。


不来方(こずかた)の/お城の草に寝ころびて/空に吸はれし十五の心」
--石川啄木

 

お城は盛岡城のこと。一握の砂より

 

想像画の教材で古里のイメージを掘り起こすのに使ってみたいと思います。

 

 

 

ノーベル物理学賞

今年のノーベル物理学賞が決まりました。電波望遠鏡の発達など天文学系の革新的技術の進歩の賜物と思われます。これからも老化防止のよすがに宇宙について関心を持っていきます。

 

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本日の授業で井上涼さんの「おりがみのよりとも」よりヒントを得た「おりがみ首変え」作品を試みました。すると、実践したクラスの中に一人おりがみの名人がいることがわかりました。すごいスピードで折り鶴ばかりではなく〇〇六面体も作って見せてくれました。尊敬の意を込めて名人の作品を掲載させていただきます。

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展覧会巡見

朝の7時50分に出発。

新潟のギャラリーHAFU、弥彦野外アート展、十日町のギャラリー湯山「拡張するメールアート」展を回ってきました。

 近藤康之個展。力の入った個展でした。

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今回で最後だそうです。

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 本日、この3月のNY旅行で前山さんと共々にお世話になったアルフレッド・ジャーさんのスタッフの大野雅人さんが新潟へ来られお会いすることができました。大野さんはジャーさんの東京での個展のお仕事で来日中。弥彦野外アート会場にて合流し、その後、十日町名ケ山の蕎麦屋清兵衛、そして松代で一部の大地の芸術祭作品巡り、ギャラリー湯山へと行動を共にさせていただきました。大野さんはギャラリー湯山に出品されています。

 

ギャラリー湯山にて執り行われたアルフレッド・ジャーさんとGUNの作品交換の場面です。GUNの「雪のイメージを変えるイベント作品」との交換です。大野さんはジャーさんの全権大使役。なお、ジャーさんの作品についてここでは紹介することができません。悪しからず。

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写真はまつだい駅にて。ワイフの撮影です。大野さんは4時台の電車で東京へ帰られました。作家同士の爽やかな交流ができありがたいことです。ジャーさんと大野さんのますますの活躍を祈念!!

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