Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

見立ての手法

昨日の午後、新井の道の駅で数日後にお盆で帰省する子供たちへのお土産を購入。その足でワイフの両親のお墓参り、続いて3時過ぎより私の実家へ。少し遅れて次兄も到着。もの心がついたときから変わらぬの実家の雰囲気に2時間くらい浸って来ました。
先日、O小でのレクチャーで強調した鑑賞のキーワードで解釈すべき我が実家の庭石の写真です。座敷から北側の土盛りに埋め込んであるもので、どう見ても富士山に見立ててあると思います。本当にもの心付いてから変わらぬ庭石です。

実家に帰ると、色々と思い出すものがあります。楽しかったことも沢山覚えていますが、悲しいことの方が多いように思われます。しかし、50m四方くらいの屋敷の中に斜面、小川、沢山の樹木、孟宗竹の林等があり、蚊帳のなかで母親が捕まえて来てくれたホタルの鑑賞、小川での魚釣りや夏のカブトムシ捕まえなどが甦って来ます。これらが、自分の心の原風景の大半を成しています。もう思い出したくないことも沢山あります。それらを思い出すと、ただ懐かしいという感情になります。
以上、平成時代最後のお盆にて。