Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

ワークヨップにて

本日、フルサットで3回目のワークショップをしました。

結果として6名の参加でした。置物、土笛、おもちゃなどをつくったのですが焼成までを制作プロセスとしている粘土という素材のもつ困難性、特質のための手配り気配りでかなり良い意味で疲れました。

 写真の例は、最後に参加してくれたおばあさんと孫(小1)のお二人。孫さんが流しで見ていてその気になって「つくりたい」ということになって、おばあさんがそれを認め一緒に参加してつくってくれた作品です。
本人にはすでにイメージがありました。お誕生日のケーキをつくろうということでいきなりケーキの世界に入って行きました。生地の部分はおばあさんがつくるのをサポートしました。その上に本人はまずセオリー通りロウソクを自分の年の数を立てました。ケーキの上にはおばあさんがバラのような花を付け、続いて本人は中心にイチゴを付け足し見事な誕生日ケーキが出来たというわけです。しかし、ドラマはその後やって来ました。
本人がケーキの周りに何か帯状の形を付けはじめたのですが、それはなんと新幹線のはくたかの形でした。その子にイメージにはケーキの周りを新幹線がグルグルと回っているのでした。このイメージの展開にはびっくりでした。30分くらい自分のイメージを形に取り出しイメージの中に入り込んで、その子はVサインでした。


今回はストリートワークショップの肝要なところを改めて学ぶ事が出来たように思いました。子供向けには時間的には30分程度の取組みで完成させる事ができる題材を工夫すべきと感じました。