Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

20230320-22日

 

その1

織原観大さんがDVD撮影してyoutubeアップしてくれました。興味ある方は試聴ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Ufnrs2GXcoY

youtubeに限定公開しました。
音量が小さいので、元の音量を調整しようと思います。
暫定版です。
現段階では音量を大きくして見てください。

 

その2

この写真はお世話になった羽永光利さんの長女のSさんのfbより転載させていただきました。

 

 

その3

昨日、墨田区のTOKAS residencyでNYからおいでのタイラー・コバーンさんのパフォーマンスをみることができました。

公開されているタイラーさんのプログラムより。

 

 

 

自分の席の前にあった燭台。左手に鉄砲を持っているように見えました。

途中で蝋燭が刺されて、しばらくしてから火が灯されました。(終了後に撮影)

 

コバーンさんのパフィーマンス作品について。

歴史の文脈から人の往来と疫病との関係に焦点を当て、日本人が描いた最初のヨーロッパ人の姿に注目。胡粉で描いた壁面作品や織部南蛮人燭台などを用い、インスタレーションとパフォーマンスを発表します。

【プロフィール】

1983年アメリカ生まれ。ニューヨークを拠点に活動。2012年南カリフォルニア大学 Roski School of Art and Design修了。主な展覧会に「Hello, Robot」(Vitra Design Museum、ランス、フランス、2022)など。

 

堀川紀夫記憶のままに断片を記録。

 

最初に火がつく前の南蛮人を象った2個の燭台がテーブルの上に置いてありました。
日本人とポルトガル人は1543年に種子島で出会いました。そこをコーバンが訪問。

漂着したポルトガルの船には鉄砲が積まれていました。

日本に鉄砲が伝わり、短時間でそれを日本で作ることができました。

鉄砲の力で織田信長は天下統一できました。

長崎から貿易と同時的にキリスト教の布教が始まりました。

天下統一した

 


秀吉はキリスト教の力を恐れて禁止した。

南蛮人との交易を描いた6曲屏風(白い衝立で代替)の様子を言葉で演技の途中で4度くらいにわたって左から右へと丁寧に説明表現。南蛮人がラッパズボンのような衣装に描かれている。

 

(webに出ていた作品の具体例ですが、このような図はなく白い衝立が用いられていました。どんな絵が描かれたものかは説明を聞きながら想像するしかない)

 

 


種子島の各所にたくさんの鉄砲伝来に関する石碑がある。

ポルトガル船が漂着した港にあるそのことを刻んだ石碑には地衣類が付いていた。それは石碑が疫病に罹っているように見えた。

話が疫病に移動する。

ポルトガル、スペイン人などが鉄砲の力でメキシコやペルーの国や文化を滅ぼしたがそれ以上に持ち込んだ天然痘が広がったことによる死者が多かった。

侵略者は自分達が持ち込んだ疫病で地元民が亡くなることを神による天罰であるとの嘘を吹聴しまた言い逃れた。

 

日本が南蛮貿易をして天然痘が入ったがそのことで大流行はしなかった。すでに日本には天然痘が入ってきていて集団免疫の力が付いていたからである。

イギリスで天然痘ワクチンは発見されたが日本の政府はそれをすぐには輸入しなかった。

輸入するようになるとアイヌ民族同化政策でそのワクチンが使われるようになった。

コバーンさんは種子島の石碑に付着していた地衣類を蝋に擦り込んで蝋燭を作った。

燭台に火を灯す。匂いを嗅ぐ演技。地衣類の匂いがする?(堀川紀夫は嗅覚が鈍く感じなかった)

演技者が灯した火を顔を近づけて眺める。

当時の豪商や武士たちもこのように燭台を使っていたと想像する。

燭台は当時の記憶を刻印しながら今ここで使用されている。

コバーンさんは英語でテキストを書き、日本語に翻訳し、外国系の日本人アクターによってパフォーマンスが演じられた。

観客は15名くらい。

公演時間は20分くらい。

前撮り、後撮りとしてテーブルの上に置かれた燭台が撮影が許可された。

この作品の最初の切り口は南蛮人の燭台。(質問に答えて)

その燭台を手に入れたのはYhooのオークションだった(笑)