Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

卯月-424

その1

先日の坊が池ツアーで豪雪で折れていた池の周りの八重桜の枝を数本いただいて来ました。

折れなかった樹上の蕾は大きく膨らんでいました。

家で花瓶に生けて3日目に花が開きました。上品なピンクで花びらの多い種です。


その2

本日の朝食のおかず。アジの長さを測るとちようど30cmありました。肉がたくさん付いており食べ甲斐がありました。

その3

旧作の処分。

2013年8月のスタジオ・ゼロで開催されたPeace&Love展へ出品の作品「帆船で反戦」を処分しました。

この頃、ギャラリー湯山での個展を開催しておりオブジェ的な作品をかなり作りました。2000年の大地の芸術祭で立体作品を作り始めてから、10年以上で東日本大震災に遭遇ました。造られたものが水泡と消える現実を目にし、無力感に襲われながらアートするしかない自分ならではの可能性を求めて思いつくものを思いついた順に次々とつくりました。そのことで自分なりの美術の学び直しができたように振り返っています。

この作品に当時の自分の世界認識のレベルがよく表れています。カエルは釣りをしている自画像です。

ヨットの帆に記したスローガンの中で増税は消費税(当時は5%でした)のことでした。

 

今日のロシアのウクライナ侵攻の戦力・暴力のゴリ押し、破壊のための破壊、殺戮のための殺戮という状況の中で反戦反軍は時代錯誤でしょうか。ロシアは戦闘、戦争犯罪の積み重ね、暴力を直ちに停止し今すぐに対話外交に入るべきです。

 

その4

ポーランドでの展示の会場を巡ることのできる3D画像でフロアの台の上での展示に様子もよくわかりました。これは拙作のニクソン大統領に石を送った行為の写真(羽永光利さん撮影)、米国大使からの手紙、その記録(精神生理学研究所へのドキュメント作品)の3点が並べられています。

このポーランドでの展示で拙作の〈石〉とGUNの「雪のイメージを変えるイベント」の外国発表は終幕となりました。ドレスデンビルボードの〈石〉はあと2ヶ月くらいの展示期間ですが半世紀以上持ち堪えたこの2つの作品を誇りに残りの作家人生で晩年にふさわしい円熟味ある作品を生成させたいものと考えています。

 

本日はこれにて。