Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

師走-1229

今年も残すところ3日となりました。体に染み付いた習慣で神棚を掃除し玄関にしめ縄を張りました。私の内面は浅学の各種教養、島国・田舎根性、感性的には魑魅魍魎、複雑怪奇など単純明快に説明できないですがご都合主義で日本の八百万の神は信じています。

その1

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その2

居間にある神棚です。

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その3

本日の朝食のおかず。ご存じ鰯の干物です。大好物の一つです。田舎で育ったことからマグロを食べる時は緊張し、鮭を食する時はお正月にしか食べたことがなかったことを思い出してしまいます。20歳代後半に某社長からイクラ軍艦巻きをご馳走になった時、それが初めてのイクラ軍艦巻の食体験で記憶に刻印されています。とにかく食の情操が貧乏的なのです。所謂贅沢はしたくありませんが、この食の情操=根性を来年は払拭したいものと思います。

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その4

今日の朝日新聞天声人語に「天孤独 地(つち)孤独 人孤独 その酷(むご)き孤独を陽(ひ)は押しつつむ 増田多喜子」が載っていました。

天地人の意味はそれなりに理解していますが、増田さんの短歌のような孤独を付けた言葉は初めてで印象に刻まれました。

天孤独は天涯孤独と同じ意味でしょうか。地孤独は土地、自分の領土所有をめぐる争いにつながるもので内と外の論理があると思います。土地は人間の身体の延長でもあり、物質的で多義的、私有地=エゴ的なもので解放されているところは限られています。

人孤独は人間(じんかん)つまりは人間世界に遍く存在しているもので内面的な問題から生じてくるものでしょう。

自分の住んでいる場所、心身の場所は、自分の居るここという場所にしかありません。ここは世界に向かう拠点。そんな自分の場所があるだけでありがたいと思いました。まとまりのない論考で失礼しました。