その1
舟見倹二さんの2階の仕事場から数冊の本を借りていました。何歳の時に買われたのか分かりませんが舟見倹二さんが研究熱心であったことを物語っています。
近代美術思潮講座・第五巻
昭和12(1937)年9月25日発行
著者 神原 泰(Webより大正期新興美術運動を代表する詩人、美術家、美術評論家。宮城県仙台市生まれ)
発行所 アトリエ社
定価 2円
ダダイズムの紹介のなかにデュシャンがあり関心を持って借りてきた次第です。
男性用小便器の「泉」と「自転車の車輪」図版の掲載はありませんが「独身者に裸にされた花嫁(大ガラス) 1926」「既製品(ワインの瓶掛け) 1914」「何故くさめをしないか? 1921」は載っていました。
瓶掛けには「既製品」とタイトルされているので、それなりのインパクトを持って受け止められ物議を醸し出したのかは分かりませんがこの時期に日本に紹介されていたことに驚いた次第です。
その2
昨日CG・automatism投稿しました。ご覧いただければ幸いです。
niigata-art226.hatenadiary.com
その3
2000.12.8 にtate Modern 館長宛に写真手前の黒い石を送りました。
タグにはいくつかのメッセージをプリントしました。それを記録、資料より書き出してみます。後ろの灰色の石は2001.1.1に送ったものです。二つともに無事届き展示されました。展示後にTate に寄贈されました。
これは2008年のノウイッチで開催された企画展On Locationでの展示です。
宛名荷札 切手が貼られるところ。これはそのコピー。
コンセプトを示す荷札。表と裏。私の〈石〉には欠かせない荷札です。
12月8日は太平洋戦争の開戦の日。平和を願うメッセージを記載。
12月8日の開戦以降にアメリカで発行されたプロパガンダの一部。小学生向けの歴史資料を図書館で見つけて引用した。
これらの荷札により「月の石より地球の石」を見つめること。反戦平和のメッセージを込めています。
最近、越後妻有で見たカバコフの作品にオブジェにメッセージカードを付けているものがありましたが私の〈石〉と同じ表現構造をしていることに気づきました。この構造でメールアートではない作品を作って見ることを思いつきました。
本日はこれにて。