その1
昨日、小林古径記念美術館で永青文庫所蔵 近代日本画名品展を見て来ました。古径の作品以外で記憶に残ったのは寒山拾得図で大観と観山の合作と説明を見て改めてしっかりと見ました。墨の濃淡が見事に生かされていて、天才的な巧さを感じました。
細川家が赤倉に別荘を持っていて美術院の画家たちが招かれていたことを知り、岡倉天心の六角堂があることも納得が行きました。
この絵についてWebより
とある酒席で、不仲と言われる二人を前に、細川護立が合作を促したという「寒山拾得」。観山の寒山、大観の拾得が、一幅の絵の中で寄り添うように描かれています。
その2
今日は10.21は国際反戦デー、新宿騒乱の日で記憶していたが学徒出陣の走行式が明治神宮外苑競技場で行われた日であることを強く意識するようになってきた。
1968年には、新左翼による新宿騒乱などが発生した。翌1969年にも10.21国際反戦デー闘争が新宿などで発生した。私は、この1969年の年は教員になって2年目、メールアートに熱心に取り組んでいた。
(1971か72年のこの日に教員組合の動員で東京まで沖縄返還早期実現か狭山差別裁判糾弾のデモに行った記憶があるが断片的にしか覚えていない。まだ組合活動が活発な単産が多かった時期で日本の現状は変えられるというような幻想を抱いていた。)
数ヶ月前に見たテレビの特集番組でこの日の学徒の行進などの映像が流され、東條英機の「天皇陛下万歳!」の音頭をとる姿がなんとも気持ち悪い印象だったと記しておく。
Webより
第1回学徒兵入隊を前にした1943年(昭和18年)10月21日、東京の明治神宮外苑競技場では文部省学校報国団本部の主催による出陣学徒壮行会が開かれ、東條英機首相、岡部長景文相らの出席のもと関東地方の入隊学生を中心に7万人が集まった。出陣学徒壮行会は、各地でも開かれた。
その3
作品番号23 マナル・アルドワイヤン[サウジアラビア]
私を照らす
設置場所 / 常盤・須沼神明社
光の女神、天照大御神が祀られた須沼神明社の舞台で展開されるインスタレーション。アラブ文化において光とは、知識、純度、真実を意味する。天照大御神の神話で語られる稲わらのしめ縄を、神社をとりかこむ木々に見立てて舞台上に再現し、神が歩く光の道を表現する。
須沼神明社の拝殿に沢山の注連縄が吊り下げられていました。
先日のSetouchi Asia Forum2021に出演されていました。
中心部に照明が入っている和紙のオブジェがありました。
芸術祭サイトより