その1
本日の朝日新聞新潟版より。
その2
フランスを代表するアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーが7月14日、がんのため逝去した。『ル・モンド』などが伝えた。享年76。
大地の芸術祭でたくさんの作品を見せてもらいました。76歳だったということは私と1歳違うだけ。ご冥福をお祈りいたします。
その3
終活話題
1970年過ぎ、松田政男の風景論に刺激を受けたことがある。連続殺人犯の永山則夫への関心からその足跡を追ったドキュメンタリー映画を作ろうとしていた松田さんのことを映像関係の雑誌で知って、一冊の本「風景の死滅」を買った。しかし本は買うのだが、買った時点以降で全てをまともに読んだ試しがない。
当時、僻地の学校に勤めていて、自分の飛躍を求めて心は都会へと野心を働かせていた時期である。
この本を読んだのは冒頭の「風景としての都市」のところ。果てしなくつづく<始原への旅>のなかで、永山則夫はこの「風景を切り裂くために、弾丸を発射したに違いない」このフレーズだけが記憶に残っていた。
この本とどう別れれば良いか、どう捨てたらよいか。ゴミになってしまうものを捨てられないでいるという自分の位置、いいかげんさ。
関連してweb検索で永山則夫のことを調べた。死刑執行の時のことが記述されて、国家権力の死刑制度の恐ろしさを垣間見た。永山の著作「無知の涙」をまた読まなければと思った次第である。