Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

山ぞりまつり記録集作成

山ぞりまつり記録集を作成。本日データー送付、発注しました。例年より早めに取り組むことができて10日後くらいに配本できる予定です。

 

表紙の画像と前書き、後書きを掲載します。

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大地の芸術祭の里越後妻有SNOWART2020第9回山ぞりまつり記録集

 

山ぞりまつりは雪原で「大ぞり、小ぞりに乗って、滑って、乗せて、引いて」雪を楽しむ体験型のアートです。

当初の会場はまつだい農舞台東の橋を渡った左側の田んぼ。それが未曾有の少雪で北側の芝生広場に変更。開催期間の2月15,16,22,23,24日の5日間は大ぞりは展示するだけということでしたが、この間に来られた観客の要望を受けて案山子隊により運行されました。この間の観客概数を200名としました。

2月14日の設営日の積雪は約30cmあり、その後の降雪予報もありましたが、雪は消える一方。28日の時点で大ぞりの雪上運行を諦め、会場を再度変更し台車に乗せて陸上運行することになりました。

台車での運行はもちろん初めて。かまぼこアートセンターからスタートして東駐車場を折り返すコースとしました。運行にはパーカッションの囃子方が必ず随行し、コースの中間地点では雪アート・新潟ユニットによる即興的な打楽器コラボ演奏が加わり、そこにスタッフの飛び入りもあり、運行を重ねるごとに祝祭の雰囲気がリズミカルに賑やかに盛り上がって行きました。

2月29日と3月1日の2日間の観客は正確にカウントし90名でした。この2日間は晴天にも恵まれ大成功でした。

 

 あとがき

 

今年は、新型コロナウイルス予防策として29日の雪花火が中止となり、それに伴ってバスツアー、こへび隊、雪見御膳も中止されました。

山ぞりまつりは、風通し良い野外会場で行われるので安全度は高く、また今回の観客の半数以上はマスク着用で来場されていました。

昨年から導入された山ぞりの運行とそれを囃立てる太鼓、打楽器の即興的演奏という総合芸術的なあり方は次の飛躍への大いなる実績・指針となりました。

また、野外で同じ会場になったために磯崎道佳「マキオ巨人と雪上散歩」と長谷川仁「雪だるまのヌケガラ」の両作品が山ぞりと共に写されております。

お神輿パレードの先導役として連続参加していた松代冬の陣も中止となり、山ぞりの出番もありませんでした。来年度は適度な雪に恵まれるように切に祈ります。

 

編集・発行者「松代山ぞり隊」 

 隊長 高橋嵩一、副隊長 小島務

 小島正隆、佐藤達夫、佐藤正志、関谷英二、関谷保則、草村康夫、柳一則、柳能弘

柳恵一、堀川紀夫 

発行日 2020.3.15

協賛・協力 まつだい農舞台、案山子隊、雪アート・新潟ユニット、上越市川住材木店

写真撮影 藤野正二、堀川紀夫

連絡先 堀川紀夫 michio226@joetsu.ne.jp