8月の1日に開幕し3日目で展示中止となった展覧会について考える集会に出席してきた。
私は、展覧会の現場で作品を見てはいません。この問題に関して、いくつかのテレビや新聞報道に触れ、また雑誌を読みました。その限りですが、この企画展に選ばれた作品の中にどうしても違和感を覚えて評価できない下劣、粗雑な作品があります。総体的には表現の自由を弾圧する問題として深刻に受け止めてはいます。しかしその作品への違和感ゆえか今、自分の中に確かな指針・答えは浮かびません。
芸術監督の津田大介さんには、今後の日本の表現の歩みに悪い見本とならぬよう頑張って欲しいと思います。
覚書
18年前に2回も韓国旅行をした際に、ガイドが反日的な説明を延々と続けていて、その説明がほとんど学んだ事のないものだったので聞き惚れていたようで腹も立たなかった。
大通りにある秀吉軍と戦った将軍の像。
公園にある安重根の像。
同じく伊藤博文15の大罪の碑。
などを思い出しました。
また、ある13年前にある研究会で参観した、若いアメリカのALTが臆面もなく板書した「原爆投下を正当化する説明」。
国内の平和をテーマにした展覧会で「南京で20万人を虐殺」と記述してある事実。広島原爆1発で14万人くらい殺害されました。どうすれば20万人も殺害できるのか調べても全くわからないです。
戦争時に端を発する問題を解きほぐしていくには個人では非力すぎます。問題の根が深すぎます。隠されている問題が多すぎます。自分も努力するけど学者の皆さんに頑張って真実を解き明かして欲しい。真実を学んだ上に改めて表現を構築したいと考えています。
「平和の少女の像」は韓国内には約80点海外には8点あるといいます。また既に今回の出品作品はスペインの事業家が購入し、「展示されなかった作品」を展示する新設美術館に展示するそうです。「平和の少女の像」の作者は時宜を得た作品を制作して大ヒットで金銭的にも大成功ということになります。
とりあえず。