Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

原爆忌を前に

8月に入りました。1945年8月1日〜2日は長岡空襲のあった日。

長岡空襲犠牲者、新たに母子確認し計1488人に

富山市の空襲も8月1日〜2日。今年もく広島、長崎の原爆忌がやってきます。

このことに関して忘れることができないのは、2005年に某中学校で参観した3学年のALTとの平和学習授業のことである。アメリカからきているALTが問題提起で板書した原爆投下を正当化する理由について、私は参観者の立場を忘れて本当に頭に血が上ったことを思い出します。私はアメリカの立場は原爆投下を正当化していることは知っていましたが、日本側としてそれをどう受け止めるかという基本的な教育の機会とそのことによる基本的な教養が何もなかったことに初めて気づいたように思います。

学級担任や生徒たちが何らの疑問、反論、激論もなくALTの原爆正当化の説明を受け入れているのが不可解でした。これは我が国の平和教育、戦争に関する教育が全くいい加減であったことを証明しています。

この授業参観の体験に関しては、以前にも何回か取り上げました。以前は顔にぼかしを入れましたがもうしません。オバマ大統領が広島を訪問し折り鶴を折ったなどがありましたが、トランプ大統領にはそのようなことを考える余裕さえないようです。

 

1987年に結ばれたINF( 中距離核戦力 )全廃条約が失効しました。世界はまた核拡散競争となるようです。

 

私は、アメリカに広島と長崎への原爆投下が人類史上最大の間違いであったと認めさせたいと考えています。また、毎年の平和祈念式典で語られる理想的な提案も大切ですが、日本軍国主義の過ちを糾弾し続けることを重視して行きたいと考えています。

 

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