本日の朝日新聞訃報欄より。
1968年8月 新潟現代美術家集団GUN「存在への思考」展 シンポジウム
長岡文化会館ホールにて。
手前より田中新太郎、岡田隆彦、関根伸夫、宮井陸郎、壁に向かっているのは小島信明さんです。50年前のことです。シンポジウムの記録、メモなどありません。どのような内容であったか、私の記憶に思い出せるものはありません。
関根伸夫さんの訃報をワイフが上田雄三さんのFacebookで見つけたことで最初に知りました。
10年ほど前、国立新美術館での安斎重男さんの個展でお会いして挨拶したのが思い出されます。
1960年代からの時代の寵児の逝去に心より冥福をお祈り申し上げます。
1968年8月の長岡でのGUN展のシンポジウムに来ていただきました。
来ていただいたのが8月、その2ヶ月後に「位相ー大地」をつくられたことが強烈でした。
その後、一年間の間に「位相ースポンジ」「空相ー油土」「空相ー水」「空相(石をステンレスの柱に載せる)」など。
そして、関根さんは環境美術を立ち上げ、庭師や建築の一部を作るような作家になっていかれました。
私は、同年齢に近い方がその時代のスーパースターとなっていかれる超成長を目の当たりにし、それなりの影響を受けました。一つの時代が終わったように思います。
同世代の生き残りとして精一杯生き続けたいと思いました。