Japan Societyでのラジカリズム展が開催されています。この展覧会に1970年2月のGUNによる「雪のイメージを変えるイベント」の作品=写真が大型モニターによるプレゼンで出品されています。そこからいくつかのショットが展覧会記事に作品として引用され、結果として世界に拡散しています。
以下はこれまでこちらで把握したサイトです。以前に紹介した時より増えています。
http://www.artnews.com/2019/03/14/gun-collective-japan-society-reiko-tomii/
http://artdaily.com/news/111942/Japan-Society-Gallery-opens-first-exhibition-focusing-on-the-radical-experiments-of-Japanese-artists-in-the-60s#.XIsTJJ1cWEe
https://museumnetwork.sothebys.com/en/museums/japan-society/exhibitions/radicalism-in-the-wilderness-japanese-artists-in-the-global-1960s
https://artscape.jp/focus/10153431_1635.html?fbclid=IwAR3gKRfaKST8m0NYLCLtRTHtqPrEcH7OqGLVL2SgAHFS08cZj9iBLNdzxJ4https://artscape.jp/focus/10153431_1635.htmlhttps://www.nytimes.com/2019/04/11/arts/design/radicalism-in-the-wilderness-japanese-artists.html
下記の作品の場合、被写体はGUN=堀川紀夫(Horikawa Michio)で撮影者は羽永光利(Hanaga Mitsutoshi)さんですが、堀川紀夫が出ることはありません。これらの画像は堀川紀夫が羽永光利さんからポジフイルムをいただいていたことから活用を図り、2008年にデジタルに変換され以後Webに拡散し始めしたものです。デジタルデーターは瞬時に世界を駆け巡ります。
撮影者の記載がないものもあります。下記のように羽永太朗さんが富井太朗になっているものもありました。
一旦拡散し始めると、小さな誤りがそのまま大きな真実みたいに伝わってしまうことがわかります。
これは新潟市美術館に所蔵されている「雪のイメージを変えるイベント」です。これは富士フィルムによりポジから1994年に銀塩プリントしたものです。デジタル処理したデーターからのものではありません。この4月13日に撮影してきました。デジタル処理した画像と発色が違います。