Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

2019年を迎えて-5

9日の朝日新聞の社会面の「沖縄を考える」の音楽家坂本龍一さんんのインタビュー記事に、日本では「袋だたき」に逢うのが怖くて口をつぐむ人も多い。〜米国では、半分がトランプ支持なのでパッシングは日本の比ではない。それでも芸能人やスポーツ選手が政治的な発言をすることが当たり前です。などがあ理ました。
日本のアート世界のことを振り返って、政治や社会的表現が活発に見られたのは1970年代の始めの言わば政治の時代に頃までだったと思います。浅間山荘事件、沖縄返還オイルショックなどを経て「問題は今日の雨、傘がない。行かなくちゃ」という個人の内側へ逃走する時代になって行ったように思われます。ここのところくらいまで確かに歴史を振り返ることができます。この後にベトナム戦争終結します。同年の昭和天皇の米国訪問とその帰国後の記者会見で肉声を初めて聞いたことが時代の区切りとして思い出されます。

平成回顧ー4

1994年の富山市舞台芸術パークでの大掛かりな企画展「Art Edge'94」への出品をへて1995年にはEDGEシリーズとタイトルして作品を展開するようになりました。
画面中央に角材を垂直に付け、画面と平行な面部分をグラデーションで彩色。画面右サイドは左の彩色面と同じ面積を同様にグラデーションで彩色。正面から縦方向に視覚を刺激。視覚の中で立体が平面に融合し、変面が立体的に錯覚される。そんなすぐに見抜ける色と形の仕掛けのある作品。素直な意味で見ること楽しさを追究していました。