Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

冬のプログラム

大地の芸術祭2019冬のプログラムに参加します。山ぞりを動かすイベント「山ぞりまつり」です。2008年に中里から始まって3年後の2011年に松代に会場移動。2012年に現在のスタイルになり2019年で第8回目となります。私は事務局とアート及びデザイン関係を担当しています。そりを動かす運営は地元の山ぞり隊の担当です。毎年少しずつ趣向やデザインを工夫し継続実践してきています。今年は雪原のまつり広場の中心にきらびやかな梵天の塔のような装飾を設置したいと考えています。

http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20190223_0332



作品提案書(11月末の案)

作品名 第8回「山ぞりまつり」

1 作者「松代山ぞり隊」 
 隊長 高橋嵩一、副隊長 小島務
 小島正隆、鈴木和男、佐藤達夫、佐藤正志、関谷松雄、草村康夫、松永勝、柳一則、柳能弘、柳恵一、堀川紀夫 

2 コンセプト
 山ぞりはかつて雪国での生活に必要な運搬や交通手段だった。大きなそりを動かすには沢山の人の力が必要だった。それは地域:集落の協力•協働のシンボルとして機能していた。
 2008年の雪アートの最初に、縁の下や作業場の天井に残されていた大きなそりを復活させた。その後2011年に松代地区へ会場が移り、2012年より「山ぞりまつり」として連続開催してきた。昨年度は奴奈川キャンバスを会場に実施した。
 白い雪原に映える原色の色彩を配置する装飾とそりを動かす周回コースを設けた祭りの広場をしつらえ、訪れた人々を迎え、そりに乗せて雪原を滑らせ雪の世界に誘いたい。
(松代地区でのSNOWARTの行事として社会的認知を高め内外の参加者を募り毎年の行事に定着させたい)

3 完成図
(1)2018年度記録写真3点 (2)中心装飾(案)=空間造形

4 素材
(注連縄、紅白幕、荒縄、幟、ロープ、角柱、丸棒、丸ゴム、5色塗料など)

5 大きさなど
(1)既存の大そり(そりの長さ250cm、高さ150cm)一基
(2)既存の小そり3基
(3)既存のボードスライダー(中古のスノーボードを利用したそり、長さ120cm程度)3基
(4) お祭り広場の中心に「空間造形」を設置。

会場グランドの中心に長さ300cmの角材6本によるTensegrity原理を生かした空間構成、幅400cm程度を設置する。角材の最上部から下に90cm丸棒10本を2×5色(赤、青,黄、緑、白)に彩色し、丸ゴムの引張り材で組立てたTensegrity作品6基を吊り下げる。全体として色彩の重なり効果で現代的な花のイメージを表す。また会場の周囲を既存の紅白幕やのぼりを加えて全体として祝祭空間を演出する。

3 設置方法
(1)大ぞり、小ぞりは旧清水小倉庫より搬入。農舞台ピロティで整備する。
(2)新作そりの部材は業者に依頼し農舞台ピロティで組み立てる。
(3)「空間造形(Tensegrity原理)」を現場で組み立てる。
(4)会場中心の円盤形の雪山や周回コースをつくるためにブルドーザーを使用する。

4 会場 まつだい農舞台の周辺の駅側を想定(舞台ギャラリーとほくほく線車内から見える)

5 予算 合計◯◯◯円(別紙)

6 略歴(松代山ぞり隊としての開催は8回目)

7 その他 開催期日はSNOWART開催期間中の(3月2日、3日)土日の2日間 10:00-15:00

8 運営について
(1) 松代山ぞり隊と協力・賛同者(こへび隊等)で行う。
(2)既存の大きな山ぞりを装飾の一部改修して継続使用する。
大きな山ぞりと小ぞり、ボードスライダーを合わせて動かすことで祭りを運営する。
(3)地域に残されている蓑やすげ笠、ワラ靴を祭りの衣装とする。
(4) 雪原を踏み固めてグランド及び山ぞりを動かす周回コースをつくる。観客をそりに乗せて会場 
  コースを一周する。
(5) 大ぞりには乗り手と引き手がある。乗ったり引いたりして楽しむ。
(6) 観客も笠や蓑を身につけて乗ったり引いたりして楽しむ。
(7) 子どもや参加者自身で楽しめる小ぞりとボードスライダーを合わせて6台用意する。(既存のものを点検補修する)
(9) グランドの周りになだらかなボードスライダー用のスロープを設ける。小ぞりも滑って安全に遊べる傾斜とする。
(10) 中心の作品の設置期間は、山ぞりまつりの2日間の展示とする。

(11) 参加者(来訪者)にコーヒー、ジュース、菓子などのささやかなおもてなしをする。

(12) まつりの初日のバスツアー来客時間に合わせて犬伏地区のパーカッション集団「松苧太鼓」による演奏会をジョイントする。

(13) 地元の若手やこへび隊の参加者を増やし、まつりとして盛り上げる。
(14) 山ぞりまつりの終了後、山ぞり隊に協力してくれたこへび隊等との反省・交流会を行いたい。
(15) 例年、雪アート(山ぞりまつり)の終了後に開催される「松代冬の陣」の「雪上みこし活き!
生き!合戦」の入場行進の先導役として出場し「大地の芸術祭の里」をPRする。(出場すれば
  8回目となる。)
(16) 山ぞりまつりと会場の近くで案山子隊により運営される新イベント「(仮称)「ババぞりボブスレー」と協力して運営を成功させる。