玄関の脇の1/2平方メートル程度の区画にシュロの種が飛んで来て植え付いてから20年以上。1m以上に伸びて葉を雄々しく広げ確かな存在感を発揮してくれていました。そのシュロが小さな頃は気にならなかったのですが、同じ区画に最初から植えられていたサザンカの葉の色が2年程前から健康的な緑ではなくなってきました。シュロが大きく成長して来たと同時にサザンカも成長して来たわけですから、同じ区画に根を張る同士として吸収する栄養を奪い合って来たことは当然です。このことに鑑み家主のエゴとして花を咲かせてくれるサザンカを残しシュロを切る最終決断をし、昨日断行しました。シュロには申し訳ないのですが間もなく開花する沢山の花芽を付けているサザンカを優先、そしてその葉の緑の回復を願う次第です。
シュロの勇姿を撮影。
10分程ノコギリを動かして伐採。シュロさんさようなら。シュロさん、これまでありがとうございました。
これは班の辻通りから見える近所の知人の屋敷に落ちた花梨の実。沢山の実を成らせ、それが地上に落ちで朽ちて行く、毎年の風景です。この色を見ると大先輩のKさんの作品を思い出します。人々を優しく温めて幸せにしてくれる色です。晩秋の午後の日差しに長い影をつくって彫刻的な存在感がありました。
さて、南麻布のMisa Shin Galleryでの個展は本日と明日で終了します。今日の夕方4時過ぎからと明日、会場に詰めていたいと考えています。
http://www.misashin.com/exhibitions/horikawa-michio-not-a-stones-throw/