デザインサイトで企画展「野生展：飼いならされない感覚と思考」〜 2018年2月4日（日）を見ました。野生というキーワードには今日性、アクチャリティがあり、期待して行きました。展覧会の口上はすばらしかったですがそれを伝える展示品の物量がとても少なくて誰の眼にも説得力不足、迫力不足のようでした。観客も少なく会場は作品の量と同じですかすかの感じでした。企画者中沢新一さんのコレクション展示のようでした。予算が少なかったのかと思いました。
入口の丸石神の展示。小さな石は自然石とすぐ分かりましたが大きな石は自然石の質感とは思えないようでした。触ったわけではありませんが少しおかしいと私の野性感覚で感じました。
いずれにしても山梨にはこのような丸石が神様（道祖神）として無数に祀られている事が分かりました。（2016.9.24付け朝日新聞土曜版 みちのものがたりによると 甲府盆地東部に集中している）
妙高市の石屋さんで見付けて2014年に設置したわが家の丸石。最初は庭の中心に置きましたが座り悪さが気になり数メートル西側に移動しました。その後は四季折々の周りの花や樹木と呼応したようで程よい位置に納まったと思っています。丸石神として祀ったわけでありません。丸い庭石ですが私にとって石子順造さんを偲ぶ意味があります。
