Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

錯覚美術体験

錯覚美術の作例です。3月に南魚沼市の池田記念美術館で開催された「錯覚展」で買い求めて来た「じょうだんの好きな2本の柱」科学工作キットを本日組み立ててみました。この作品は数理工学者・杉原厚吉明治大学特任教授)の著作物です。
ある特定の視点か見ると2本の柱が垂直に見えます。

横から見た姿です。

錯覚を創作のコンセプトにする「トリックアート」があります。私も初歩的な「視覚的トリック」を仕組んだ作品を1968年と1990年代につくったことがあります。トリックが簡単すぎて瞬時にネタばれしてしまうレベルだったのですが不思議・楽しいと思ってかなりの点数をつくってしまいました。今は、当時の造形思考の浅さに「反省」という言葉が残っているだけです。近いうちに幾つかを残して処分したいと考えています。

杉原教授のことば「見るという行為は危うさを含んでいる。物事を色々な方向からじっくりと見ることの大切さを学んでもらえたら」(朝日新聞新潟版 2017.03.06)を引用しておきます。
本日はこれにて。(教授の姓を間違ってタイプしていましたので訂正しました。)