Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

樹下美術館にて

昨日、久しぶりに樹下美術館へ伺いました。
樹下美術館のことは前身ブログ「堀川紀夫のアート日記」で司修さんの講演会の際に取り上げています。今年で開館10周年。コレクションの骨格には変化がなかったようですが周りのお庭が成熟し季節の花、柏あじさい、テッポウユリ、桔梗などが見事に咲きとても美しい趣を奏でていました。
今回、杉田玄館長さんが親しくお付き合いしておられるお仲間の月一回恒例のレコード鑑賞の会に招いていただきました。色々な縁が絡んでの事でした。
その縁の一端を記しておきます。
1971年に北川フラムさんらが動き始め、高田にいた私のところに突然連絡が入り、10月に新潟市で音楽イベント: NIIGATA/OCT JAZZ ROCK CARNIVAL を開催するので協力してほしいとのことで、ポスター制作を担当させていただきました。印刷所は幸町にあった品川アートプロ。このことについては色々と思い出がありますが、新潟にはフラムさんの同級生や協力者が沢山おられ、それらの方と事の成り行きで何回かお会いしました。そのお一人が今回のレコード鑑賞会主宰のSさん。お隣の地区で開業医をされておられます。
しばしの北川さんを媒介とする懐旧の話の後、レコード鑑賞させていただきました。
キーワードは「手回し蓄音機」で昭和初期の外国製造もので当然レコードも当時のもの。
コーヒーとお菓子をいただきながらの一時間くらいは至福の時でした。
音楽の教養はゼロに近い私ですが近くでピアノが演奏されているかのような臨場感で音声が迫って来ました。音に癒されるということはこう聴こえ方を言うのです。そんな心の声が聞こえて来たようでした。いずれにしても、次回以降も聞かせていただきたいと願った次第です。

以下は樹下美術館のリーフレットです。樹下美術館は全国的にも稀なご当地ゆかりの二人の作家に焦点化した個人美術館です。カフェのみの利用も出来ますという事です。