Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

Tensegrityの展開(170703)

この度のグルグルハウスとギャラリー米山の2会場での個展で大小合わせて50点程度のTensegrityを展開させています。Tensegrityの原理は一つですが、そのバリエーションを究める事は一生かかってもできないことが分かっています。空間が相手ですので展開の可能性は無限にあります。的確な表現とは言えないかも知れませんが、見た目やものに執着することから離れた美しい原理本位の地平に立つ事が出来て作家として心は穏やかです。
今回は2015年の5月からの取り組みで実現させた90cm〜200cmのStrut群と引張り材のゴムを改めて会場で組み上げました。原理と材料は同じですが、組合わせにより違う作品に生まれ変わる。という自在さ、軽さ、便利、経済性等で色々メリットがあります。

今日は8本strutのおさらいをしていて、結果として初めての作例をつくってしまいました。それを加えてと私がつくれる8本タイプのバリエーションは4つになりました。
最初にできた基本のドーム型。Strut4組が対称的にバランスを成しています。

放射型。基本型をつくってからstrutの結節点を移動させてつくります。

今回つくった◯◯型。半円ドーム型と言って良いです。ゴムをループ状には使用しません。

個展の会期中に、更にTensegrityを追究して行きます。