Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

間違い発見

昨日、本棚にあった1965年に発刊された中原佑介さんの著作「現代彫刻」を久しぶりにめくっていて図版の間違いを発見しました。デュシャンとリッポルトの図版が入れ替わっていました。その頃にデュシャンのことには強い関心があったはずなのですが、購入して読んでいた頃にこの間違いに気付いた記憶がありません。しっかりと読んでいなかったのでしょう。その後も何度も読まなかったのでしょう。1982年に再刊されましたが、デュシャンの「回転ガラス板」その通りでしたがリッポルトの作品は別の作例に入れ替わっていました。
リッボルトと書きましたが、この作家の名前を意識したのは間違いを発見した昨日でした。早速Webでリサーチしてみました。初めて見る作品ばかりでした。塊彫刻とは異質な空間の広がりがテーマになっていて一見で関心が深まりました。ほとんど日本には紹介されてこなかったのではないでしょうか。私の最近の空間表現:Tensegrityなどへの関心からリッポルトから沢山学べるように思いました。

リッポルトの作品。Webより。
Richard Lippold (May 3, 1915 Milwaukee, Wisconsin – August 22, 2002) was an American sculptor, known for his geometric constructions using wire as a medium.