Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

日常の非日常

アトリエの整理をまだ続けています。不要となった額縁や手作りの本棚、処分した作品やパネル等の木材で燃やせる物は薪になるように切って割ります。それが箱一杯溜まると舟見倹二さん宅へ運びます。舟見さん宅は薪釜でお風呂を湧かしていますので使ってもらいます。使ってもらえる事で処分する事への反省・罪悪感が減少し癒しに近い感じになります。舟見さんには本当に感謝しています。もう少し薪にしなければならないものがあります。
舟見さん宅に伺ったらピンクと赤のナツズイセンが美しく咲いていました。

Webより。
ナツズイセン(夏水仙、学名: Lycoris squamigera)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属[2]の多年草である。

夕方、ワイフと買い物に出かけました。そこの衣服売り場に吊り下げられていた「最終価格」に注目しました。
それを見て1970年のニルヴァーナ展関係で出て来ていた「最終美術」という言葉を思い出しました。最終価格となっても値段は何割引かでついています。
最終美術はその後、最終美術として終わる事無く存在を続けてきている事なのでしょう。最終美術という系統発生は個体発生を繰り返して今日に至っているわけでしょう。最終美術という細胞が生き続ける為に細胞を入れ替えて来た事でしょう。なんだか堂々巡りのようですが最終以後というアプローチは無く、結末のない営みとしての最終美術の円環運動的営みを続けていると思うわけです。