Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

アート巡検2

富山県立近代美術館滝口修造コレクションの展示室に松沢宥さんの小さなオブジェがありました。竹ではなく桐のような木の小さな箱に入ったオブジェでした。タイトルは「プサイの小筺」とありました。筐は「かたみ」と読むのだそうです。辞書で引くと「竹製の目の細かい籠」と書いてありました。御柱祭で使われる御幣の結び目のような写真が蓋の裏側に貼られ、中に金剛界曼荼羅の形に色々な写真がコラージュされた板、歯磨きか靴べらみたいな形など。そのタイトルカードをこっそりと撮影して来きてしまいました。1962年の作ですので、まだオブジェを沢山つくっておられた時期のものと考えられます。(このコレクションの中にはこの他にも沢山の松沢さんの作品があります。)

作品写真は雑誌「太陽」1993年4(382号)より
中の黒い形がどのようなものかは分かりませんでした。

滝口修造ー夢の漂流物ー展(2001.7.5~7.25 富山県民会館美術館)カタログより

今回のアート巡検の2日間の行程を振り返って、この松沢さんの作品を見る事が出来たのが最大の成果だったように思います。
タイトルとその後に続く2行の言葉だけでも、死ぬまで以上かかりそうな含蓄の深さです。私こと、
松沢さんの言霊の世界に取り込まれてしまっているかも知れません。