Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

松澤宥選詩集宣伝

先日、東京都現代美術館松澤宥選詩集を見つけ購入しました。この詩集は 10月15日に下諏訪で開催されたの九回忌のトークの中で紹介された「宥学会」による選集です。無論、この詩集に編まれているものの他にも沢山の詩、言葉が残されているわけです。松澤さんの詩に触れるのは初めてです。私が生まれた1946年に松澤さんは24歳になっておられました。読売アンデパンダンへの出品が始まるのは1952年から(赤瀬川原平 反芸術アンパンより)です。本の裏表紙に「松澤宥の表現の原点=詩を集成。」とあり、浅学非才の私には理解不可能と思える謎めいて深い含蓄ある言葉が綴られています。そんな松澤さんの深遠な世界に触れつつ自己啓発を図りたいと思う次第です。
表紙のみ掲載させていただきます。

帰りの新幹線で車内誌トランヴェールの9Pに載っていた図です。松澤さんの生まれ育って一生を終えられた下諏訪が江戸時代に整備された五街道の重要地点であった事が改めて直感できます。下諏訪から松澤さんのような天才が出現した事は地政学的にも論証できると思った次第です。