舞う桜プロジェクトは、今年で3シーズン目です。昨日の2時より外堀を一周するいつものコースで行いました。朝は青空が見えたのですが、午後は曇り。落ちる桜の枚数とタイミングはあまり良い条件ではありませんでしたが,3時過ぎまで、ゆっくりと残る桜を愛で、時には素早い動きで落ちる桜を追い求めつつ周りました。参加者は、舟見倹二さんとワイフ。途中、上越タイムスのK記者さんが取材に来てくれ、パフォーマンスの意味を改めて自らに問い直す知的活動もありました。天と地との間、中空に漂う、桜の花びらの時に想いを馳せていたようです。一昨日の段階で昨日の天候が良いとの見通しが立ったので、10人くらいにメールで参加を呼びかけて行いました。この場合、必ずしも参加者がなくて自分だけ行うのでは意味が無いというわけではありません。見えない観客に開会宣言をして自立的に行為をするというものです。何れにしてもパフォーマンを自己の表現として位置づけて行動するということです。行為を見せ、行為を自らの身体で即時的に楽しむという、言わばプロセスに着目することで発見することがあるとする立場です。結果としての作品を見せるだけの美術活動ではないのです。なお、撮影は全てワイフです。
花いかだの風景。
忠霊塔の前で舟見さんと記念撮影。
これで高田公園の桜とはとりあえずお別れし,次は名立区の徳合か長野の桜へと想いを広げていきます。良い天候、落花のタイミング、行為のタイミング,撮影のタイミングの4者が揃わないとアートにはなりません。生きている間、この一発芸みたいな表現を続けたいです。