Art Site Horikawa-II

徒然なる思いも含め書く事を積み上げ、アートの発想、構想力を鍛える。

拙作の点検など

大地の芸術祭の里のホームページのツイッター欄に拙作が紹介されたのを見て、大厳寺キャンプ場へ行って最後のクリーニングをしてきました。

秋のプログラムはあと1日の会期です。明日の晴天を祈っています。

今日は残念ながら薄曇りで、撮影条件は良くありませんでした。

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キャンプ場は20台以上の入りで賑わっており、滞在中に3組が見てくれました。

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帰る頃に西側の空に青空が見えてきました。

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真板雅文さんの作品です。2000年の作品です。

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松之山温泉の上の神社近くにある2018年の「ブラックシンボル」の裏側。

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大きな作品で迫力ありです。紅葉はイマイチでした。

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この後、滝見屋でランチ。ギャラリー湯山を見て、高柳のぐるぐるハウス、柏崎の遊文舎を回ってきました。

 

 

 

平面デザインの題材

色紙を作って単位形に切り、それを規則的に貼って構成しています。台紙には補助として薄い方眼が引かれています。造型操作をし易くする指導の工夫です。

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まず画用紙で正多面体を作らせます。この場合は八面体。その各面に名画を貼ります。誰でも可能な思いつきと思っています。なんちゃって題材です。生徒に持たせている美術資料冊子の古いものをばらして作ります。著作権の切れた作品を用いてアートの普及をコンセプトにペーパーウエイト的なオブジェにすればと思いました。

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本日の板書

第3時間目の板書。山の険しさについては剱岳のWeb写真を用いました。2時間目のクラスもこれを用いました。

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つけ足し

フジフォートの店頭に花が飾ってありました。

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拙作「Sky Catcher '09」が11月4日まで公開されています。

 

 

 

 

 

平面デザインの題材

中学一年のデザイン題材についての指導の工夫例です。

ポスターカラーを薄めのケント紙に塗りオリジナルな色紙を作ります。それを単位形に切り、縦横、規則的に並べて貼ることで平面デザインする(模様)題材にしました。

それなりに生徒の活動性が生かされているように自己評価しています。必要な時数は半分以上短くなります。指導法の工夫は今日において本当に重要に思われます。

色紙を単位形に切ります。

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それを規則的に貼っていきます。

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1時間以内で貼理ました。形を下書きしてそれを丁寧に塗ることを考えると3時間以上は必要に思います。

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本日の板書と福岡伝習館

生徒から「何をして良いか分からない」という反応をよく耳にします。指示待ちで自分で決めることができません。一人一人に声かけをするように心がけています。一斉指導は難しいです。要点を絞って造形活動させるように心がけています。

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1970年の伝習館高校事件に関わることで「カリキュラムの自主編成」「独自な題材開発」という美術教師としての基本的な構えを学びました。支援組織を作り茅島さんを招いて湯沢で自主研究集会をしたことを思い出します。この頃に発刊された「伝習館自立闘争宣言

と「伝習館・教育主体の構造」の2冊をまだ持っています。

茅島さんらは自主編成の内容で現実離れの超逸脱が目立ちすぎて懲戒免職になりました。その後、文部省からの締め付け、「教育公務員特例法」の制定など、教育の右傾化が進みました。1、2審、最高裁で勝訴のことは見込みはなかったと思いますが、最後まで叫び続けた態度には敬服でした。生業として塾の講師をされていた時は受験に役立つ内容でその他の特別に変わった視点の教材を教えられた訳ではなかったことでしょう。

Web世界になったので検索し見たことがありましたがヒットはなくもう過去の人と感じていました。よくわかりませんが「九州独立論」などを唱えておられることが何かの記事になっていました。

とにかく、私にとって茅島さんは今につながる教育実践のコンセプトを学んだ方です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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研修&孫付き合い&観光報告

26日 自宅 上越妙高駅 上野駅 山手線 秋葉原駅 つくばエクスプレス 柏の葉キャンバス駅 シャトルバス 東京大学千葉実験所 ホワイトライノII 「実物大テンセグリティ構造の建設と観測」など 川口健一先生に小冊子を手渡しお話を聞く(30分以上)

シャトルバス 復路 柏の葉キャンバス駅へ

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各研究室の紹介表示。川口研究室を見つけて撮影。

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川口先生と記念の一枚です。

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背景の建物がホワイトライノIIです。

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つくばエクスプレス 北千住駅 千代田線 千駄木駅 タクシー SCAI THE BARTHHOUSE  アルフレッド・ジャー個展 

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タクシー 千駄木駅 千代田線 日比谷駅 日比谷線 広尾駅 タクシー MISA SHIN ギャラリー  フランシス真吾個展 タクシー 麻布十番駅 大江戸線 都庁前駅 タクシー ケンジタキギャラリー アルフレッド・ジャー個展 徒歩 Yumiko Chiba Associstes 植松奎二個展 タクシー 新宿駅京王線口)京王線(準急)調布駅 息子宅 孫交流 徒歩 西調布駅 京王線 飛田給駅 夕食 ホテル泊 

 

27日 飛田給駅 京王線 調布駅 京王線急行 新宿駅 都営新宿線 九段下駅 靖国神社創立150年記念 お祭り見学(滝尾神社御神輿奉納)

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親戚・孫と交流 徒歩 神楽坂 昼食 徒歩 水道橋にてお茶 徒歩 水道橋駅 総武線 御茶ノ水駅 中央線 東京駅 大丸にてお茶と買い物 北陸新幹線 上越妙高駅 自宅

研修報告

柏の葉キャンバスのホワイトライノIIにて。川口研究室の展示コーナーです。説明係の学生さんにGallery HAFUのパンフを渡して自己紹介。 Barの形と色に興味を感じてくれたように受け止めました。

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奥の建物の展示を少し見て、もう一度川口研究室の展示を見て挨拶して帰ろうとホワイトライノへ。そこに昨年お会いした中埜先生がおられてこちらを見つけてタイミングよく川口健一先生がおいでなられていることを教えてくれました。その中埜先生より橋渡しをしていただき川口先生よりTensegrityの冊子を見ていただくことが出来ました。1時間近くお話を伺うことができ感激、大感謝でした。 

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研修

研修してきます。

後日報告したいと考えています。

 

一昨日は関東方面は天気が良く北陸新幹線で大宮の近くから冠雪している富士山が綺麗に見え始めました。上野駅に近づくまで窓からの富士山を楽しみました。

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とりあえず。

 

 

 

リンゴの新しい食べ方

リンゴの輪切り的切り方テレビでやっていたので取り入れてみました。皮につながる部分に抗酸化作用を持つ成分が沢山含まれていて健康に良いとのことです。皮を剥かなくて良いので手間も省けて食べやすいです。

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本日の板書

色紙づくりの板書です。簡単に要点を伝えようとしています。

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校歌の妙高山→心の山のイメージ。雪舟の秋冬山水図を参考にさせています。右下の岩山のイメージが北斎の神奈川沖浪裏の波の三角形に繋がるように思われます。

オートマティズムの技法練習の過去の作品がたくさん残されていたのでそれをちぎって山のイメージを作って提示しました。このちぎってイメージを作るのは有効であると感じました。生徒はそう簡単にイメージをつかむことはできないと思いますが。

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本日の板書

本日は1年3クラス、3年1クラスの授業がありました。今の生徒は眼高手低。定規、物差しの使い方が下手です。そんな生徒の制作活動を順調に進めてもらうよう手助けとして1年は方眼を印刷した画用紙を使うことにしています。

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3年は妙高山の一次イメージを元に追及させます。これで妙高山のイメージを板書するのは4回目となります。今日は富士山みたいになってしまいました。大笑いにしておきます。

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本日はこれにて。

十日町市展審査員

今年の十日町市展の現代美術、彫刻、工芸部門の審査員を拝命し、本日その任務を果たしてきました。

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審査が終わっているので講評を公表させていただきます。

 

第52回十日町市展審査講評

審査員 堀川紀夫(ほりかわ・みちお)

 

第4部 現代美術

今は現代アートで世界に発信する「大地の芸術祭の里」となった十日町市の市展に、半世紀前より「新しい美術」「前衛美術」と名称の変遷はありましたが既成の枠組みにとらわれない「現代美術」部門が存在し続けてきていることは深い意味のあることです。中等教育学校の出品がありました。アイデアの面白さを生かすには技術が必要です。挑戦を続けてほしいと思います。

 

市展賞「変な虫が」

子供の頃に魅せられて遊んだ虫たちへとの世界に誘う秀作です。こどもの絵を中心にし、さまざまな表現技法を組み合わせるアセンブリッジのアイデアと技巧も確かです。

 

奨励賞「森のファンタジー

山の藤蔓とケヤキの樹皮を生かしたダイナミックな造形です。樹皮をハート型に切り抜き蔓に沿って張り巡らし、幸せのメッセージのある作品となっています。

 

佳作賞「gravity」 

グラヴィティーとは重力、引力のことです。作品は、黒の画面に針金などで作った作者それぞれの想いを表した形や記号を吊しています。吊すということは重力を利用している技法です。グラヴィティーというテーマの4名の青春のグラフィティになっています。

 

佳作賞「十日町病院新築工事用クレーン」

機構玩具的なアートです。取り組んでいる人が少なく貴重な作例です。実際に動いているところを見せることを考えてほしいです。

 

第5部 彫刻

 

市展賞「夏空」

少年が眩しそうな表情で空を見上げて屹立しています。テーマ「夏空」が素直に見る側に伝わってきます。石膏に薄く彩色を加えて表現効果を高めています。

 

佳作賞「ひめさゆりの咲く頃」

彫刻しにくいひびのある大理石に挑んでいます。細部の表現不足も見られますが全体として花を持つ女性の豊かなイメージが伝わってきます。

 

 

第6部 工芸

 

市展賞「遊鯉」

高度なすくい織りの技法を使いこなした秀作です。長い時間をかけてこつこつと織り上げた水面に大小色とりどりの鯉たちが生き生きと泳ぎ回っています。

 

奨励賞「寂光」

皮が付いたままの山桜の枝の又の開き具合を巧みに生かして、円筒形に組み立てています。その枝の隙間に赤、青、白、緑などの和紙を張り巡らせてステンドグラス的な美しさのある照明具となっています。身近な素材を生かす発想の豊かさが感じられます。

 

新潟日報美術振興賞「古民家へようこそ」

現代風の別荘のような住宅に展開する今日的な生活の夢物語をミニチュアで微細なところまで表現しています。その造形力は確かです。作者の願望と楽しみの世界が素直に伝わってきます。

 

佳作賞「三柄のリバーシブル袋帯 令和の奏」

織物のすくい織りの高度な技法を駆使しています。押さえた色調の醸し出す清らかなリズムが伝わってきます。

 

佳作賞「おとぎの国へ」

押し花と紙工芸の高度な技法が駆使されています。中央下部に表現されているまむし草の表現は秀逸です。

 

さて、本日は天皇の即位礼正殿の儀の祝日。自宅近くのスーパーに国旗が掲揚されていました。十日町から帰って8時過ぎに撮影しました。お客はほんの数名でした。

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妙高山=須弥山

校歌に歌われている古里の山の妙高山を「心の妙高山」として捉えて絵画表現に向かわせるための導入として板書しました。生徒もそれなりに応えてくれました。

最初のクラス

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次のクラス

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雄々しい、険しい、大きい、堂々としている、高いなどのイメージを追及させていきます。

 

會津八一の書

 


樹下美術館のブログを見て桜町の長瀬幸夫さんの斎藤三郎、内田邦夫さんの陶器のコレクション展を見せていただきました。

斎藤三郎さんと會津八一の書が素敵でした。

 

會津八一は 渾其若濁 「渾. として其レ濁レルガ若シ」Webより。

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斎藤さんの手紙です。美しさを感じました。

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 斎藤さんの皿です。親しみやすいモチーフが描かれています。

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 上越市に陶器関係のコレクターが存在していることに驚きでした。

 

3時過ぎたので金葉展の搬出に行き、帰りにコンビニで饅頭などをいくつか買って舟見倹二さんのところへ寄ってきました。その饅頭の代金が888円のゾロ目で何か縁起が良いのではないかと気分を良くした次第です。

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